場面緘黙になる要因

マギー・ジョンソンさんのワークショップから(その3)

 マギーさんは場面緘黙になる要因を下記のように分類しています。

 1) 素因的要素

  • 行動抑制的な性質(遺伝的&環境的要因)
  • 心配性、繊細(神経質)、完全主義的な傾向
  • 家族や親戚に内気な人や場面緘黙だった人がいる
  • 不安障害など、家族に心理的な病気を抱える人がいる

 2)   誘発的要素(引き金となる要因)

  • 入学や入園
  • 別離や事故などの出来事やトラウマ
  • 引越し
  • 社会的/文化的な違いに関する気付き
  • 言語の遅れに関する自意識の芽生え
  • 他の児童からのからかいなど、否定的なリアクション

 そして、場面緘黙が定着する理由として、下記の要因をあげています。

 3)不安を持続させる要因

  • 増大する周囲の注目や同情
  • 適切な介入や支援マネージメントの欠如による自己へのマイナスイメージ
  • 緘黙への過度な容認
  • 緘黙の兄弟姉妹による影響
  • 家族内でのコミュニケーションの悪い手本
  • 地域コミュニティーとの接触の欠如

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

うちの息子の場合は、

1)の素因的要素では、4つ目を除いて全て当てはまっています。

特に、心配性、繊細(神経質)、完全主義的な傾向というのは大当りで、そこに頑固で実は威張りやというのも付け足したいところ…。