パリの空の下セーヌは流れる(その3)

3日目はまた同じカフェで同じ朝食を摂り、それからパリ西南部にあるヴァンヴ蚤の市へ。緑の木立の下に小さなストールがずらりと並び、和やかな雰囲気。ここではアクセサリーをいくつか購入。掘り出し物は、鎖が一箇所切れたみさきパールとシルバーの2連ネックレス10€でした。友達は繊細なフレンチレースのブレッドケースを購入。

     なんだか素人っぽい雰囲気の店主が多くて、掘り出し物に期待できそう。ランチは駅前のベーカリーでコーヒーとバゲットサンド

そこから地下鉄に乗って、モンマルトルに向かったのですが、ここでハプニング第3段!アベス駅につく手前で乗ってきた男女3人組が、なんとな~く怪しい雰囲気。私達は席に座らず立っていたのですが、女性の一人が私の後ろにぴったりくっついて、空席に座ろうとしないんです。そして、彼女の手が何故か私の背中に触れてる?!

ドアの近くに立っていた友達が、座っている女性になにやら警告を受けている様子。  はっと思って、後ろを振り向くとリュックの口が全開!!! えええ~っ、耳元に近いのにジッパーを開ける音が全く聞こえず、開けられたのにまったく気づかず!!

とっさに「キャッ」と叫んだら、私に張り付いてた女性はさっと席に座って知らん顔。睨んでいるうちに目的駅に着いたので降りたら、その3人組も降りて次の車両に乗り込んでいったのでした――被害者がでなかったことを祈ります…。

モンマルトルに来た目的のひとつは、高台にあるサクレクール寺院に行くこと。この日は快晴の日曜日で人が多く、陽射しが強くて気温が27度まで上昇。今まで3回行った中で最も混んでました。

    寺院を後にして、テルトル広場を通り抜け、木陰のカフェで一休み。丘を下りながらピカソの初期アトリエなどをぶらぶら散策

ハプニング第4段は、ホテルに荷物を取りに行く途中で立ち寄ったスーパーで起こりました。水を買おうと中腰になったところ、あれっ鼻血!!!

実は、私は1年以上前から鼻血に悩まされていて、パリ旅行の1週間ほど前に鼻の血管を硝酸銀で焼く処置を受けたのです。これでもう鼻血が止まると思いきや、医師にあと2回の処置が必要と言われました。その上、もっと酷くなることもあると…。

まさにその通り、以前より出血多量!!  きゃ~、どうしよう!!! 困っていると、親切な店員さんが従業員室に誘導してくれました。助かった~。

それからホテルに戻ったのですが、トイレで再び出血…。そんなこんなで、予定より少し遅れてパリ北駅に向かうことに…。

また鼻血が出たらどうしようと気が気ではありませんでしたが、無事にロンドンの我が家に戻ることができました~。なんだかハプニング続きの旅でしたが、でもやっぱりパリは素敵でした~。今もお土産を眺めては、あの素敵で自由な空間を想い出しています。

   

パリ土産はギャラリーラファイエットのエコバッグ、マカロン、立体カードなど

         星の王子様のトレーには、凱旋門のお土産屋さんで買ったパリチャームのブレスレットと蚤の市で見つけたアクセサリーたち

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パリの空の下セーヌは流れる(その1)

パリの空の下セーヌは流れる(その2)

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パリの空の下セーヌは流れる(その2)

パリ2日目は近所のカフェで朝食を摂ってからまずは凱旋門へ。今回、初めて上まで登ってみました。次に、シャンゼリゼ通りを歩いて、老舗デパート、ギャラリー・ラファイアットの支店をのぞいてみました。

 

    カフェの朝食(左)。ランチは階下のお洒落なフードコートでベトナム料理をチョイス。生野菜とお酢ベースのソースが胃に優しい

ランチの後は、比較的新しい観光スポット、オテル・ドゥラ・マリーヌ(海軍の館)を見学。コンコルド広場に面したこの美術館は、元は王室の家具調度品の保管場所だったとか。その後、迷いながらフレンチマスタードで有名なマイユブティックへ。

   

奥に行くほど豪華絢爛になるオテル・ドゥラ・マリーヌ

そこからオペラハウスの前を通って、その歴史を19世紀まで遡る老舗デパート、ギャラリー・ラファイアット本館へ。まず屋上に登ってパリの景観を眺めてからお土産を物色しました。

      

     ネオビザンチン様式のドーム型天井が見事な建物は、1912年にオープン。左はオペラハウス

そこからパリで一番古い橋ポンヌフを渡って、シテ島へ。サント・シャペル教会の見事なステンドグラスを堪能してからマリー・アントワネットが投獄されていたコンシェルジェへ行ったのですが、特別展示会をしていて牢獄は見られず…。

      

       地下鉄ポンヌフ駅を降りて地上にあがると、草間彌生の巨大人形が登場(ルイヴィトンとのコラボ)

     

サント・シャペル教会の外観とステンドグラス

夜はホテルの近くの酒屋さん&ブラッサリーで不思議な青魚料理を食べました。後で調べてみたら、どうやらダツという名の魚の酢漬け? この後ホテルに戻ってバタンキューでした。

      

     お客さんがボトル持参でワインやビールを買いに来るお店。違う魚料理を注文したら売り切れでこのチョイスに

3日目は次に続きます。

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パリの空の下セーヌは流れる(その1)

3年ぶりにイギリスに戻ってきた友達の希望で、先週末パリに行ってきました。前回パリに行ったのは確か息子が小学校高学年のころだったと思うので、10数年ぶり?!

ロンドンからパリまでは英仏海峡トンネルを走るユーロスターで2時間15分ぐらい。発着駅のセントパンクラス駅はうちから地下鉄で30分ほどの距離なので、飛行機よりずっと気楽。とはいえ、チケットが超値上がりしていて驚きました!

      

   今回泊ったのはパリ北駅の北側、国際色豊かな下町風の通りに佇む小綺麗なブティックホテルでした

友達がホテルのレセプションにあった除菌液を使った際、ちょっとした事件(2号)が起こりました^^;

この除菌液、長いこと誰も使ってなかったのか、ポンプの口が固まってたんですね――友達がポンプを押した途端、なぜか液が対角線上に飛んで受付のお姉さんの目を直撃!!

彼女は急いで目を洗いに行ったんですが、怒り沸騰で顧客サービスはどこへやら…。ドアをバターンと閉め、大声で文句を言いながらお手洗いに駆け込みました。しばらくして戻ってきたので、「大丈夫?」と声をかけたら、「No!!!」とすごい剣幕。

でも、目は開いてたし、病院へ行くほどでもなさそうな…。大謝りに謝ったものの無視。彼女が代わりのスタッフを見つけてくるまで、それから30分ほど説明もなくずっと待たされたのでした。

(ちなみに、前日友達の具合が悪くなり、夜10時すぎに熱を出すという事件(1号)も勃発…もう絶対に行けないと、色々考えて眠れず^^;)

やっと別の人に荷物を預け、大通りのブラッサリーでランチしてから、オルセー美術館とオランジェリー美術館へ。その後、チュイルリー公園とセーヌ河畔を散歩してから、友達の体調を考えてホテルに戻りました。

   ランチはサーモンのカルパッチョ。オルセー美術館ではルノワール、ロートレック、モネ、ドガ、ゴッホなど印象派の名画を鑑賞

    オランジェリー美術館といえば、モネの睡蓮の大作(縦2m x 横4.3m)にぐるりと囲まれた2部屋が圧巻。ベンチに腰掛けて池の水に映る光や陰影を眺めていると、とても落ち着いた気持ちに。昨年夏にジヴェルニーのモネの家と睡蓮の池を訪れていたので、感激もひとしおでした

   他にも、ルノワール、ピカソ、ユトリロ、モジリアニなどの名作がいっぱい

印象派の後にマチスを観たら、すごくモダンで新鮮でした

私達は事前にミュージアムパスを購入していったのですが、オランジェリー美術館は予約(無料で時間指定)しておいたので、長蛇の列に並ばずに済みました。

2、3日目は次に続きます。

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