CBTってどうやるの?(その2)

もう5月の前半が終わってしまいましたね。今年もGWに再度の緊急事態宣言が出てしまい、例年通りという訳にはいかなかった方も多いかと思います。イギリスでは、今月17日から室内での食事やジムでのクラス参加が可能となる予定です。

      ブルーベルの青い絨毯は英国の風物詩のひとつ。野生のアネモネが満開のハイゲートの森にて

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前回の記事で、車の運転に対する不安を下げるために私が踏んだスモールステップをご紹介しました。「これだったら私もやってる」と思われた方も多いのでは?

不安や緊張しやすい人(抑制的な気質の人?)でなくても、たいていの大人は心配や不安、苦手・嫌なことに対して、自分なりの対処法を身に着けているはず。

ただ、人によって何をするか、どの程度の時間がかかるかはまちまちですよね?また、状況によって不安度や対処法も変わってくるでしょう。これは子どもでも同じことです。

同じ緘黙児でも、ひとりひとり性格も感じ方もおかれた環境も異なります。また、年齢や緘黙症状の程度・期間、話せる相手や場所なども千差万別。緘黙という問題に直面している子どもには、伴走者の大人が辛抱強く見守りながら、段階的なエクスポージャー法を実行していくことが必要です。

イギリスでは、治療を請け負うのがSLT(言語療法士)であれ、CBTセラピストであれ、メインの治療は緘黙が起こっている場、学校で行われます。不安や恐怖を感じて緘黙になる場所で、本人が少しずつ不安を克服していかなければなりません。

多くの専門家は学校やSENCOと連携し(NHS国民健康保険制度で学校と医療が繋がっています)、学校における支援体制やスモールステップを提案していきます。

でも、初期に専門家が学校に出向くことはあるものの、学校で継続的な治療を行うことはごく稀。結局のところ、スモールステップを推し進めていくのは毎日学校で子どもと接するTAや担任、SENCOなのです。

まず保護者が学校に行き、子どもの発話を助け、徐々に話せる人の輪を広げていく療法(スライディングイン法)に関わることも少なくありません。多くの学校は予算・スタッフ不足のため、保護者が支援チームの中心となるケースも多いのです。

スモールステップの伴走者は、子どもの自立心を促していく上でもTAなど子どもが信頼できる第三者の大人が理想的といえます。でも、それがかなわない場合は、子どもの第一の理解者である保護者に勝る人はいません。

学校でも親のそばでなら声が出る、二人だけなら話せる子が多いのも利点。子どもの性格や、どこまで押しても大丈夫かなどが解っているからこそ、より綿密で子どもに合う計画やステップを考えたり、修正したりできるはずです。

特に、ステップが上手くいかなかった時、進歩が停滞してしまった時に、子どもの様子や気持ちを汲み取ることができるのが保護者だと思います。

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エクスポージャー療法とは?

恐怖や不安の原因になる刺激や状況に段階的にあえてさらすことで不安反応を消していく方法。主に恐怖症や不安障害などに用いられる行動療法のひとつ。

心理用法で「行動療法」とよばれる治療法のひとつです。何らかの恐怖や不安が原因となって不適切な反応(異常な恐怖心など)が出ている状態を改善するために用いられます。

患者の不適切な反応の原因となっている刺激や状態に、患者は段階的に直面していきます。直面する方法は、大きくふたつに分けることができます。イメージを用いて行うものと、現実場面を用いて行うものです。患者は、それらの刺激に向き合うことで、刺激に慣れ、不適切な反応を示さなくなります。

厚生労働省  生活習慣病予防のための健康情報サイトより

また前置きが長くなってしまいました…。次回こそ、スモールステップの目標の定め方、実行する時の注意点などに触れたいと思います。

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CBTってどうやるの?(その1)

CBTってどうやるの?(その1)

もう4月も終わりですね。イギリスでは全国民の半数以上が1回目のワクチン接種を終えました。その成果なのか、毎日の感染者数はまだ1,700~3,000人の間を行ったり来たりしていますが、死者数と入院患者数が劇的に減少。このままいけば、5月17日からレストランやパブ店内での食事が可能となる予定です。

森の新緑が美しい季節。あちこちに野生の白い花が咲き乱れています

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緘黙治療にはCBT(認知行動療法)のエクスポージャー法を使ったスモールステップが効果的と言われます。そうきくと、CBTセラピストを探さなくてはならないと思いがち。でも、イギリスで緘黙治療を担うのは殆どの場合SLT(言語療法士)で、CBTセラピストではないのです。心理士を受診する緘黙児もいますが、多くはありません(ASD児を除く)。

SLTが緘黙治療の手引書として活用しているのが、イギリスの緘黙治療第一人者といわれるSLT、マギー・ジョンソンさんとアリソン・ウィンジェンズさんが共著した『場面緘黙リソース・マニュアル』。SLTやプロの支援を得られなくても、このマニュアルを片手に奮闘している保護者は大勢います。

マギーさんは場面緘黙を恐怖症と捉え、主にエクスポージャー法を用いて緘黙を克服する方法を段階的に詳しく解説。多くの臨床体験を基にしているので、躓いた時の対処法なども万全に整っています。

今回どうしてこの話題をあげたかというと、自分でも自己流エクスポージャー法をすることが多いから。ごく最近も、スモールステップで新しい車を運転する不安を乗り越えました。それを例にあげて自己流CBTのやり方を説明したいと思います。

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私は車の運転が苦手で、普段は知ってる道しか運転しないご近所ドライバーです。猛スピードでやってくる大型車に追い越されるのが恐怖で、恥ずかしながら高速には数回しか乗ったことがありません…。

わが家の愛車は2004年に駐在員の友達から譲り受けた、ホンダHR-V (;^_^A なんと今年で21歳なのですが、これまで故障らしい故障はなし。ガレージのトニーさんに「エンジンはまだまだ健在。買い替える必要ないよ!」と太鼓判を押され、乗り続けてきました。

が、今年の秋ロンドンの法律が変わるため、ついに買い替えることに。

先のイースター休暇中に新しい車(といっても2017年式の中古ですが)を購入。またホンダのオートマだし、すぐ乗れると思っていました。

が、私たちが古い車に乗り続けている間に、時代は大きく変わっていた!

  • まず、キーがない!
  • アクセルとブレーキの感度が前の車と全く異なる
  • アイドリングストップ機能つき
  • ウィンカーはハンドルの左側(前のは日本産で右側)
  • 計器のデザインが進化して、機能が倍増

主人は難なく慣れましたが(普通そうですよね。じゃないとレンタカーに乗れないし)、私は全く運転できる気がせず…。

でも、休み明けには車で通勤せねばなりません。

1) ひとりで乗るのがまず怖いので、呆れる主人に付き添ってもらい、夕方人のいない近所の駐車場へ。そこで初めて運転してみたのですが、まずアクセルとブレーキの感覚の違いに戸惑うことしきり。

うう~ん、アクセルの加速が遅い!でも、ブレーキはめっちゃ鋭敏!

主人に怒られながら練習しているうちに、ライトが自動で点いてまたびっくり(;^_^A

「じゃあ、帰りは自分で運転して」と言われ、こわごわ道路へ。大通りに出るところで素早く加速できず、後続車にクラクションを鳴らされるという…。

再び主人に注意され、「ここで怒られると自信を失うのに!」と内心凹みながら、なんとか無事に帰宅。でも、駐車するのに何度も切り返して、我ながらドンくさい。

2) 翌日、夕方ひとりで駐車場へ。足の位置に違和感があったので、運転席の位置をさらに前に移動させました。ひょえ~フロントに近い!でも、これでやっとアクセルを踏む感覚が足にしっくりきました。

安定感がでてきたので、思い切って駐車場を出て近所をぐるぐる。エンジンが止まる度にドキドキしたものの、これで「何とか大丈夫そう」と思えるようになりました。

3) その翌日、勇気を出して家から10分ほどの友達宅へ。駐車もスムーズになり、この時点で「来週、学校まで運転できそう」という気持ちに。

4) その翌日、20分くらいのところにある巨大スーパーへ。これで、やっと自信がついたのでした。

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不安を乗り越えるため、最終的には4回に分けてスモールステップを踏みました。不安や恐怖、苦手意識に立ち向かいながら、少しずつ自信をつけていくスモールステップ法は、場面緘黙の克服と同じです。

ちょっと長くなってしまったので、目標の定め方、実行する時の注意点などを次回に書きたいと思います。

息子の緘黙・学童期6~7歳(その2)進歩の停滞 

イギリスは昨日からロックダウン解除の第3弾として、4か月ぶりにパブが再開し外庭での飲食が可能になりました。その他、生活必需品以外を扱うショップや美容室、ジムなども再オープン。2週間後の感染率がちょっと心配ですが、やっと普通の生活に一歩近づいた感じです。

 

4月なのに何度も降雪…我が家ではワイルドに育った塀のアケビが花盛りです

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E先生とL先生のジョブシェアで始まった2年生。前評判があまり芳しくなかったのですが、実際会ってみたら前任と比べてどこかそっけない印象…。

当たり障りなさそうなE先生と、実務的でちょっとむっつりした感じのL先生。なんとなく不安なスタートを切りました…。

そして、その予感が的中したかのように、息子はちょっと後退・停滞気味に。

必要事項や聞かれたことへの返答は、新学期が始まってすぐ先生たちに囁けるようにはなりました。でも、前学年でできていた「小声で話す(結果的には大きめの囁き声だったような)」から「小さめの囁き声」に後退してしまい、それが継続することに。

話すこと以外でも、作文の課題をする時など、「促されないとやらない」、「書く分量が少ない」など、1年生で乗り越えた問題がまた出てきてしまいました。

友達に関しても、安心できる特定の子とだけ喋る傾向が強くなりました。また、日によっては担任と一言も話さないこともあったようです。週中に担任が交代するためか、担任から息子に関する情報があまり入らなくなりました。

やはり、1対1の読本やグループセションなど、1年生の時に受けていた手厚いサポートがなくなったせい?

今思うに、新たな環境での不安や緊張で緘黙症状が後退しても、新担任たちにはそれが判らなかったんでしょう。クラスメート達は息子の緘黙症状に慣れていて、対処の仕方も判っているし、本人も困ったり、都合が悪かったりすることはなかったんじゃないかと。要するに、慣れですね。

学校にしてみたら、予算不足や人手不足があって、前年度かなり進歩した息子は「あまり問題のない子」とみなされていたような…。

また、息子は新学期のざわざわした雰囲気や友人関係の変化にも敏感に反応していたように思います。特に親しかった友達2人に対しても、少々引っ込み思案になっていました。(ちなみに、先学期にすごく進歩したのは、夏休み前の開放的な雰囲気も手伝っていたかと)。

新学期の忙しさのためか、SENCOや担任と話し合う機会があまり取れず、息子の状態が判らなくて段々とフラストレーションが溜まっていきました。現状が掴めないと、どう対策を立てていいかも判りません。

そこで、Knetの『資料No.5 場面緘黙児が自分の不安を把握するためにをやってみました。「学校の先生がどのくらい恐いか教えて」と、5段階評価で。

そうしたら、私が思っていたのとは随分違う評価だったのです。

超恐い(5)のは校長先生、かなり恐い(4)のは担任のE先生と1年の時に読本を1対1で教えてくれていたA先生、そして前担任のF先生。ええっ? 結構恐い(3)のはTAのS先生、ちょっとだけ恐い(2)はSENCOと担任のL先生…。

意外でした。A先生とは個室(カーテンで仕切った部屋)で普通に話せていたし、E先生にも必要事項は囁けます。

新担任に関しては、息子の安心度はE先生よりL先生の方が圧倒的に高いことが解り、ちょっと驚いたのでした。

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息子の緘黙・学童期6~7歳(その1)小学2年の心構え

 

緘黙児と歯医者

イギリスは今週金曜日から4日間のイースター(復活祭)連休に入りました。日曜日の今日はキリストが復活した日とされ、ローストランチを食べるのが習慣。再生を意味する卵型のチョコレートも定番で、子どもがいる家では、絵を描いたり、彩色したゆで卵をぶつけあって遊びます。

規制が緩み、好天にも恵まれて、半年ぶり?に友達を招いて庭でランチ

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さて、今日は医者についての話題です。うちの息子はアレルギー体質はあるものの、体はかなり丈夫な方。小さい頃から殆ど病気をしたことがなく、あまり医者に行くこともありませんでした。が、歯医者さんだけは頻繁に通っていたのです。

というのも、奥歯2本のエナメル質の形成が悪く、3歳の頃から歯医者にかかっていました(最初は虫歯と思って焦ったのですが、妊娠中のカルシウム不足?)。担当のP先生は優しくて子ども好きの男性。4歳半で緘黙を発症する前は、口数は少ないものの普通に会話ができていたのです。

息子が緘黙になってしばらくしてから、定期健診に行くことに。P先生のクリニックは車で20分程度の場所に移転し、新しい住所を訪ねたのは初めてのことでした。

心配ではあったのですが、学校じゃないし慣れている先生なので話せるかもと少し期待していました。が、全くの無言の上、頑なに口を開けようとしないのです!

子ども好きな先生は、「知らない場所だから緊張したのかな?今日は診察は無理そうだから、また2週間後に来てください。しかし、こんなこと開業以来初めてだなあ…」と。

この時、無理やりに口を開けさせていたら、きっと恐怖体験になって歯医者が嫌いになっていたことでしょう。この時のP先生の神対応に感謝、感謝。

2週間後に再訪すると、息子はまた口を開けず、私に目と表情で「いや!」と訴えかけてきました。

どうも、歯科医とアシスタントの視線が自分に集中するのが耐えられない?

とっさのひらめきで、私は息子の顔にハンカチを被せ、「ほら、もう先生から隠れることができたから、恥ずかしくないよ~。大丈夫だよ~」と日本語で話しかけました。視線を遮断することで、「見られている」という意識を変えられるかなと思ったのです(今考えると、変な親子ですよね…(;^_^A)

すると、息子は安心したのか、すぐ口を開きました。その後、P先生は診察や治療の前にサングラスを貸してくれるように。診察拒否はなくなり、自分から進んで口を開け、声は出せなくても頷きで意思表示するようになりました。

多分、歯科医やアシスタントの視線の他に、頭上のライトがまぶしかったり、恐かったり、ということもあったかと思います。

サングラスは自分と外界との間の遮断壁の役割を果たすので、病院やクリニックなどでも使えるかもしれません。サングラスでなくても、度の入ってないメガネでもいいかも。ものは試し、困ったらやってみてください。

4歳半で緘黙になってから、歯医者でも「しゃべらない子」と認識されてしまった訳ですが、無言のままだった時期は1年位だったでしょうか。学校での進歩にあわせるように、ポツンポツンと言葉が出始めました。

6歳の誕生日を迎えた頃から、受付の女性がいる待合室で私と普通に話すようになり、翌年春には診察室で突然私に話し始めたのです。

「これはチャンス」と感じた私(とP先生も?)が、話をさせようとしむけたら、また口をつぐんでしまい、「しまった~!」と反省…。やっぱり焦ることなく子どもの様子を見ながら、少しずつ少しずつが原則ですね。

結果的には、7歳を過ぎたころからポツポツ返事をするようになりました。が、ずっと「照れ」があり、寡黙なのは変わらず…。その後、クリニックは家から5分のところに移転し、息子は5年生になってひとりで歯科医に行けるようになりました。多分、それなりに話せるようになったんだと思います。

ちなみに、息子が歯科医に通っていたのは、エナメル質がない奥歯のフッ素塗布と歯の健康状態を調べる定期検査のみ。20歳になった現在まで、一度も虫歯になったことがないんです。

チョコレートが大好きだった私は小さな頃から虫歯で歯医者に通い、怖い先生によく叱られたものです。が、同じおやつを食べている兄はあまり虫歯になりませんでした。きっと歯の質も生まれつきのものがあるんでしょうね。

  

歯には良くないけれど、チョコレートが冬のロックダウンを乗り切る助けになりました

 

元緘黙児、成長しても性格は変わらず?

 ロンドンでは今桜が満開です

大学がイースターホリデーに突入し、大学のあるサリー州の田舎町に住んでいる息子が帰省しました。イギリスはまだロックダウン解除の途中ですが、フラットシェアをしていた友達が1月末に帰国してしまい、息子はそれ以来ひとり暮し中。

イギリスではコロナ変異種の感染拡大が1月にピークを迎え、世界的にも最悪な状態に。友達が感染が少ない自国に帰った気持ちも良くわかります。大学は秋からオンライン授業だし、狭いフラットにずっと閉じ込められていた訳で…。

息子だって実家に帰ってきても勉学に支障はないのですが、彼はひとりでフラットに残ることを選択しました。フラットの方が勉強しやすいというのですが、親に干渉されたくないのもあるんでしょう。

小さい時から用心深い子でしたが、変異種の感染が拡大する中、食料の買い出しに出ることを止めて、オンライン注文に切り替え。人が集まるところを極力避けて、大学(図書館は開いてる)にも行かず、友達とのコミュニケーションもほぼオンラインだけと…。

そんなに人に会わない生活で大丈夫なの?! 心配になった私たちは、ひとり暮しの人に限り他の一家族と行動を共にできるサポートバブル制度を利用して、家族でサポートバブルを結成。この2か月間に何度か息子に会いに行きました(早くコロナ禍が収まって、対面授業が始まります様に)。

息子は割と器用なのもあり、頑張って料理を作っているよう。この間会いに行った時は、初めて手料理をご馳走になりました。ローストチキンのランチ、とっても美味しかったです。

ロースト料理を良く作るというので理由を聞いてみたら、「大きい肉の塊をローストすれば、数日間食べ続けられるから」とのこと。勉強が大変なので一度に大量に料理して、手間と時間を省いているらしいのです。

オンライン授業であっても、カリキュラムは通常通りに進行しています。定期的な課題の提出やグループプロジェクトに加え、6月からは進級試験とかなり忙しそう。日本の大学より厳しい印象を受けます。

課題提出の前は時間がないからテイクアウトにしているそうで、家への連絡も途絶えがち。こちらから連絡すると「忙しいから、今週は会いに来ないで」とそっけない返事。やっぱり自立しつつあるんですね――まあ、昨年夏に20歳になったので、当然かもしれませんが。

成長してるなと思う反面、ずっと変わらないのは心配性の性格。課題が難しい時や順調に進んでいないと感じると、ものすごく不安になるらしいのです。時々、私にだけ弱音を吐くので心配になるのですが、結果的にはちゃんと提出できているという。

幼少のころから、事前に悪いことを色々想像してしまい、不安になっちゃうんですよね。イザその時になると割と落ち着いてできるケースが多くて、たいていが取り越し苦労なんですが…。その上、真面目すぎるというか、なかなかズルができない性格でもあります。

息子が緘黙になる原因となった抑制的な気質は、少しずつ改善されてきたように思っていたのですが…。ストレスがたまると、過剰に心配したり、不安になったりする部分は変えられないのかな?それとも、息子比で改善されつつあるんでしょうか?

いずれにせよ、生まれ持った性格が大きく変わることはないように思えます。

息子の緘黙・学童期6~7歳(その1)小学2年の心構え

早いもので3月も半ばを過ぎてしまいました。ロックダウン解除第一段階のイギリスでは、ここ3週間毎日の感染者数が5,000~6,000人と高止まり…。多くの地区で感染率が下がっているものの、改善がみられずリバウンド傾向の地区も。それでも、ワクチンのお陰で集中治療室の使用率はかなり減ってきたよう。

そこかしこの前庭で春の花がほころんでいます

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夏休み中に6歳になった息子は、小学2年生に進級しました。日本だと小学校に入学する年齢ですね。

今度の担任は女性2人のジョブシェア。2人とも小さな子どもがいて子育てが忙しく、保護者の評判はあまり芳しくありませんでした。噂では、2人の間の連絡がうまく取れていないとのこと…。

その上、予算の関係で1年生の時に受けていた主な支援が終了してしまったのです。TAとの1対1の読本セッションがなくなり、ASDの子ども達のためのソーシャルグループからも外されました。

小1でかなり緘黙が改善したのに、この学年で停滞してしまったらと不安に。「まだ幼くて自覚がない内に治してやりたい」という気持ちも強く、私からもっと積極的に先生たちに働きかけようと決心しました。

(息子は「緘黙」という言葉は知らなくても、自分が皆と違うことは幼稚園時代から解っていました。だから、自覚がない内にというのは無理だったんですが…)

新学期の初めに二人の担任に会いに行って息子の緘黙状態を説明し、対応と支援をお願いしました。そして、緘黙児の学校での様子が見られるDVDがついたSMiRAの本、『Silent Children(日本では、場面緘黙へのアプローチという題名で翻訳本が出ています)』を二人に貸したのです。

E先生とL先生は、その時「じゃあ、読んで勉強するわね」と笑顔で本を受け取ってくれました。

が、結果的に言うと、本は一読もされないまま、ずっと教室に付属する準備室の片隅に押しやられていたよう…。

どうしてそれが判ったかと言うと、Knetで『Silent Children』を翻訳することになり、2学期の終わりに返してもらいに行ったところ、

「えっ、どこ行ったかしら? 準備室にあるかもしれないから、探してみるわ」

という返事が返ってきたんです。

ガビ~ン! あのぉ、本を失くしてしまったかもしれないということ?!

結局、本は出てきたのですが、返してくれた時「読んだ」とも、内容についての言葉も全くなく…。まったく悪びれた様子もなく。

(どうもこの国では「本を貸す」は、「本をあげる」に近い傾向にあるような。頼まれて貸した本でも、催促しないと返って来ないことが多いです…)

この事件から得た教訓:

  • ただでさえ忙しい教師には、本や資料を読む時間がない(負担になるので、要求されない限り多くの資料は渡さない)
  • 学期が始まる前に、子どもの症状と対処法を簡潔にまとめたもの(A4の紙に箇条書きが良い)を提出する
  • 記録に残るようメールで送り、返事を確認・子どもの様子を随時確認する
  • 手渡しの場合はコピーを残し、 継続的に子どもの様子確認する

イギリスでは、何も言わなければ問題がないと思われることが多く、学校や教師によってはSEN(特別支援)リストに載っていても、それほど気にかけてもらえないことも。まあ、他にクラスで問題を起こす子がいれば、その対応で精いっぱいになってしまいますよね。大人しい緘黙児は問題をおこすことはまずないので、見過ごされてしまうことが多いかもしれません。

担任達に直接お願いに行っただけでなく、他にも何か息子を手助けできることはないものか? 今考えると図々しいですが、息子の緘黙のお陰で私もたくましく鍛えられていったのでした(笑)。

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その24)小1の夏休み

イギリスではロックダウン解除の第一弾として、3月8日から全国で学校を再開(大学を除く)させました。ここのところ、毎日の感染者数は5,000~7,000人の間で高止まりしていて(イギリスにしては低いんですが…)、まだまだ安心できません。

感染拡大を防ぐため、各学校で週2回コロナ感染の簡易検査を行うことに。私の勤めている特別支援校では月・木曜日が検査日なのですが、私は両日とも授業がないので、検査キットをもらってきて自宅でしています。

2度とも陰性でひと安心

学校再開とともに、戸外で家族以外の人ひとりとコーヒーが飲むこともOKに。今までダメだったんですよ(;^_^A さっそく初日に友人の市民農園にポットを持ちこみ、ふたりでお茶したのでした。ちょっと肌寒かったけれど、誰かとお茶できるのがこんなに嬉しいとは…。

さて、息子の緘黙話の続きです。

夏休みの前半は、クラスの仲良しB君と再びサマークラブに参加。とってもありがたいことに、前の年にアルバイトで来ていた女子大生が、この年もまた来てくれていました。前年、彼女がこまめに声掛けしてくれたお陰で、ポツポツと言葉が出るようになったのです!(詳しくは『息子の緘黙・幼児期5~6歳(その2)社会的な機会を増やす』をご参照ください)

日本人の親友、T君は帰国してしまいましたが、今回は同じクラスの仲良しB君が一緒。さらに、この女子大生さんがいたので、けっこう楽しく過ごせたようでした。

迎えに行くと彼女が声をかけてくれ、その日の出来事をだいたい把握できました。やはり、自分からは自発的に動かないので(B君がやるとついていく感じ)、彼女が指示を出して色々やらせてくれていたよう。ありがたや。

やっぱり「慣れていて、心を許せる大人」がいることで、ずいぶん安心できたんだと思います。緘黙の知識があればそれに越したことはありませんが、自分のことを気にかけてくれている人が側にいるだけで、子どもの不安はぐっと減ります。

この夏休みには、学校で行われるサマークラブに参加するついでに、新しい教室に何度か行って慣れさせる計画も立てていました。休み前にSENCo(特別支援コーディネーター)にお願いしたら、「休み中でも教室は開いてるから、いつでも入れるわよ」との返事。

ところが、イザ教室に入ろうとしたら、ドアに鍵がかかっていたのです!

「やられた~!」と思いました。きっとSENCoはそこまで調べてなかったんでしょう。

学校だけじゃなくて、イギリスでは割とこういうことがよくあるんです…。

SENCoに文句をいう訳にもいかず、次からはきちんと最後まで詰めるようにしようと心に誓ったのでした。

T君が帰国してから初めての夏休みでしたが、後半は祖父母の家に泊まりに行ったりと、かなり落ち着いて過ごせました。

   

 今週は私の誕生日だったのですが、息子が花束を贈ってくれて大感激!

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緘黙児の気持ち

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その1)祖父母の反応

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その2)社会的な機会を増やす

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その3)1年生に進学

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その4)先生が僕を喋らせようとする

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その5)学校外でのスモールステップ

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その6)もうひとりの緘黙児

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その7)1学期の個別指導プラン

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その8)初めて声が出た!

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その9)教室内で囁き始める

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その10)S君宅に招かれる

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その11)初めての言語テスト

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その12)誤解されてた!

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その13)目からウロコ

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その14)誕生会とF君の涙

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その15)個別指導プランNo2

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その16)校庭で声が出た!

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その17)緘黙息子の仮装大会

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その18)個人指導プラン No2

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その19)初めてのSMiRA定例会

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その20)放課後の教室

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その21)しゃべれない親族

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その22)みんなの前で声が出た!

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その23)トランジションの支援

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その23)トランジションの支援

2月も今日で終わりですね。イギリスではやっと変異種の感染拡大がおさまってきて、ここ1週間は毎日の感染者数が1万人を切るように。今日は6,035人まで下がったのですが、なんと昨年の9月以来だそう。

3回目のロックダウン解除の第一弾として、来月8日から大学を除く学校を一斉に再開する予定です。リバウンドが心配なので、来週は感染者数がもっともっと下がるといいんですが。

 

 公園に咲き乱れる黄金色の水仙たち。春の陽気が希望を運んでくれます

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さて、久しぶりに息子の緘黙話の続きです。

2年生に進級するにあたり、小1・3学期のIEP(個人指導プラン Y1・ No2)には、「次に進むクラスの新しい担任たちと良い関係を築き、2年生にスムーズに移行する」というターゲットがありました(詳しくは『息子の緘黙・幼児期5~6歳(その18)』をご参照ください)。

緘黙児が進級したり、新しい学校に進学・転校する際は、トランジション(移行)の準備が大切になってきます。新たな学年・学校では環境が大きく変わるため、まずは子どもが安心して学校に行けることが重要。

抑制的な気質を持つ緘黙児は変化に弱く、新しい環境に慣れるまでに時間がかかります。どの子にとっても不安と期待が入り混じる時期ですが、繊細な緘黙児にとってはかなり試練の時?

新学期の前には長めの休みが入るため、学校環境から遠ざかることで不安が増すことが多いのです。4月入学制の日本では春休み、9月入学制のイギリスでは長い夏休みを挟むので、それまでの進歩が大きく後退したり、停滞したりするかもしれません。

反対に、スモールステップを積み重ねて自信をつけた子、自分を変えたい気持ちが強い子にとって、新たな環境は話し始める絶好のチャンス。新しいクラスの中で、より自分を出せるようになる子もいます。

幸いにも、息子の学校ではクラスは7年間持ち上がり。毎年担任だけが変わる制度で、クラスの顔ぶれがガラリと変わるような大きな変化はなし。それでも、休みの間に学校のことを忘れないよう、家庭でも色々な作戦を考えました。

学校の支援:

息子の学校では3学期(夏休み前)に次学年の担任を発表。クラス全員が早く新しい環境に馴染めるよう、新教室で新担任と交流する機会を作ってくれます。

2年生の担任は、女性教師2人がジョブシェアという形で担当。実は、彼女たちは幼稚園時代の親友T君のクラス担当だったので、あまり評判が良くないということは聞いていました。

(双方とも小さな子どもがいて忙しく、二人の間で密な情報交換ができていないと…。私から積極的にアプローチしないと、1年生のような手厚い支援は受けられないかもと心配でした)。

それでも、1年の担任に「囁き声だけど、新しい担任達にもしっかり返事ができています!」と言われた時には、ほっと胸をなでおろしました。

2006年7月にIEPの見直しが行われた結果、2つターゲットは達成できていました。

<2006年4~7月 IEP Y1・No2>

ターゲット1:TAと一緒にグループでのゲームに参加し、グループの子どもたちの前でTAに囁く

  • 達成目標:5回   ← 達成

ターゲット2:次に進むクラスの新しい担任たちと良い関係を築き、2年生にスムーズに移行する

  • 達成目標:新担任たちに囁き声で話せるようにし、自信をつけさせる ← 達成

家庭の支援:

  • 夏休みは再びB君と一緒に学校で行われるサマークラブに参加

少しでも学校環境を体験でき、同年代の子ども達と遊べる機会を作る

  • SENCOに頼んで夏休みでも教室に入れるよう許可をもらう

新しい教室で話す練習をする

  • 夏休み中に息子の誕生会れ)8月生を開き、クラスメートを招待
  • 休み中も、なるべくB君やS君らと遊ぶ機会を作る

クラスメートとの交流を継続させ、家でも話題にする

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緘黙児の気持ち

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その1)祖父母の反応

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その2)社会的な機会を増やす

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その3)1年生に進学

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その4)先生が僕を喋らせようとする

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その5)学校外でのスモールステップ

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その6)もうひとりの緘黙児

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その7)1学期の個別指導プラン

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その8)初めて声が出た!

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その9)教室内で囁き始める

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その10)S君宅に招かれる

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その11)初めての言語テスト

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その12)誤解されてた!

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その13)目からウロコ

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その14)誕生会とF君の涙

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その15)個別指導プランNo2

息子の緘黙・幼児期5~6歳(その16)校庭で声が出た!

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子どもの心の健康を守る7つの方法

強い寒気が去り、イギリスに早春を告げるスノウドロップが満開

イギリスでは昨年1回目のロックダウンで学校を閉鎖したため、多くの子ども達が3月末から一度も学校に通うことなく学年を終えました。それもあって、9月の新学期からは学校優先の政策がとられたのですが、1月から3度目のロックダウンで再び学校閉鎖中。

NSPCC(National Society for the Prevention of Cruelty to Children英国児童愛護会)によると、学校や友達など社会的なネットワークから切り離され、孤立したり、自信を失ったり、不安を感じている子ども達が増えているといいます。

なかでも、うつ症状、過食症や拒食症などの摂食障害、自傷行為、OCD(強迫性障害)が目立ってきているよう。かなり低年齢化してきているようで、保護者も気が気ではないと思います。

苦しみや不安を親や友達に打ち明けることができず、一人で悩みを抱え込んでいる子も多いとか。ソーシャルメディアの普及によって、みんなと同じように見え、同じように行動しなければというプレッシャーが大きくなっているのです。

また、コロナ禍で仕事を失ったり、家計が苦しくなったりした家庭では、子どもの情緒が不安定になる傾向が強いそう。大人が苦悩しているのを見れば、子どもも影響を受けざるを得ませんよね…。

不安になっても誰にも相談できな子ども達――NSPCCの相談室にコンタクトできる子はまだいいのかも…。子どものメンタルヘルスは将来にも大きく影響してくるので、少しでも寄り添ってあげれればいいなと思います。

BBCの子供番組を担当するCBBCが、子どもの心をリラックスさせる7つのシンプルなテクニックを提案しています。特に、幼児と特別支援が必要な子どもに効果があるよう。

https://www.bbc.co.uk/cbeebies/joinin/seven-techniques-for-helping-kids-keep-calm

7つのシンプルなテクニック

1) マインドフルネス

<親子でトライ>

レーズンやビスケットなど、小さな食べ物をまず手にのせて観察。初めて見て食べるかの様に、形、感触、におい、口に入れた時の触感、味、噛んだ時の音などをしっかりと確かめる。

<効果>

五感の全て使って「今この瞬間」を体験し、現在していることに完全に集中することがマインドフルネス。小さい子どもには難しいと思いがちだが、こうしたシンプルなマインドフルネスは、子どもが行動する前に一時停止して考えることに役立つ。

2) 笑い

<親子でトライ>

お子さんの好きな番組を見たり、冗談を言ったり、にらめっこをしたり。リラックスすることは緊張を和らげる最適な方法。

<効果>

笑いや刺激を感じることでストレスホルモンが減少し、筋肉がリラックスする。

3) 深呼吸

<親子でトライ>

息を吸って止めたり、深く息を吐いたりするよう促し、子どもにとって快適な呼吸の感覚を見つける。子どもが落ち着くまで続ける。

<効果>

一連の深呼吸をすることで心拍数が低下し、自分で呼吸をコントロールできていると感じさせる。

4) ストレッチ

<親子でトライ>

腕を頭の上にのばし、つま先立ちで思いきりのびをしてから、元に戻す。

<効果>

猫のように伸びをしたり、両腕を空にむけて思い切りのばして。筋肉をのばし、緊張をほぐすよう促す。

5) 雲を見る

<親子でトライ>

できるだけ動かず、雲が流れていくのを一緒に見つめる。野外に出られない場合は、ベランダからでも。子どもは雲に何かの形を想像できますか?じっと見つめていると、馴染みのものの形が見えてくるはず。

<効果>

このテクニックは、子どもをリラックスさせ、心配ごとを取りはらうことに役立つ。深呼吸といっしょに行うとより効果的。

6) 子ども向けの音源(ラジオ番組)を聴く

<親子でトライ>

落ち着いた音や音楽をリラックスして聴く。

<効果>

リラックスできる音楽は、子どもが立ち止まってリセットするのに役立つ。波、小鳥のさえずり、雨、車の旅、宇宙船、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズなど(CBBCチャンネルで提供している音響)。ノッティンガム大学の視聴学部長、クレアベントンは「子ども達の多くはこれらの音を心地よく感じ、聴くことで落ち着いて眠ることができる」と解説する。

7) お絵描きとらく描き

<親子でトライ>

紙とクレヨン、もしくはお絵描きツールで、心ゆくまで絵を描いたり、らく描きしたりする。

<効果>

絵を描くことは、ストレスを減少させ、脳を休ませるのに役立つ。また創造力を刺激する効果も。パブロ(CBBCに登場するキャラクター?)は、絵を描いてアートの世界にひたることで、自閉症によっておこる現実世界の問題に対処している。

  

最近、少しでも青空が見えると心が和らぎます。空や雲にも春の兆しが感じられるような…。

世界中に早く春が来ますように。

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イギリスは先週の日曜日から大寒波に襲われ、大雪と寒波警報が発令中。1995年以来だそうで、スコットランドではなんと-23度を記録しました。が、幸いにもロンドンではそれほど積もらず、昨日(水曜日)の午後にはほとんど溶けました。

  夜間に粉雪が降っては少し積もる、の繰り返し。家の前の道路の凍結が怖い…

これ、私にとっては本当にラッキー!というのも、勤務している特別支援学校が主要ソーシャルワークと認定され、スタッフ全員がワクチンを接種できることになったのです(現在の優先順位は70歳以上と主要ソーシャルワーカー)。私のアポは水曜日の午後で、病院までは車で20分ほど。

雪が積って家の前の道がアイスバーン状態になったらどうしよう、とめっちゃ心配でした。大通りは凍結防止剤がまかれるから大丈夫なものの、車を停めてある家の前の道が大問題。一度スリップして怖い思いをしてから、雪の日は極力運転しない様にしているんです。

(イギリスにはスパイクタイヤやスノーチェーンがない!それほど積雪がないうえ、道路がボコボコになるからかな? なので、ちょっと雪が積もっただけで電車や地下鉄が止まったり、道路が大渋滞したり。学校が休校になることもしばしば)

そんな訳で戦々恐々としていたのですが、病院までスムーズに行くことができました。70歳以上の方が並んでいるかなと思いきや、廊下は働き盛りのソーシャルワーカーばかり。この病院では年齢別は一区切りついたのかな??

質問表に記入してから熱を測って受付を済ませ、待つこと10分。ワクチン接種は4つの個室で行われ、ひとり終わるごとに椅子を消毒。待合室でも隣の人と2mの間隔があくよう工夫されていました。

いよいよ私の番に!ドキドキしながら個室で看護師さん(?)とむきあい、まずアレルギー等の有無をチェック。その前に、NHS番号と名前を確認してPCに入力(情報はGP(主治医)や他のNHS機関内で共有)。

いよいよファイザー社のワクチン接種!となったのですが、チクリともせず…えっ、これで終わり??

思わず口に出すと、「私は子どもの接種に慣れてるから、話をもりあげて本人が気づかない内に打つのが上手いのよ」と。なるほど。

(痛みがなかったのは、ひとつのワクチン容器から6人分取るため、通常より小さい注射器を使用してるからかもしれません)

ワクチン番号を含むデータを書き込んだカードをもらい、接種終了。5分とかからず、とてもスムーズでした。

この後、急な副反応がでないか確認するため、廊下のような場所で待機すること15分。ほんの少~しだけ腕がチクチクしたかなと感じたものの、全く平気でした。

帰宅して、仕事して、夕ご飯を食べた後くらいから、心持ち疲れたな…と。でも、一日中バタバタして緊張したせいかも。

「あっ、今日はワクチン接種したからお風呂に入れない!」と、主人に言ったら、

「ええっ?! そんなの聞いたことがないよ」

イギリスの子どもって、ワクチン接種の後にお風呂に入ってるの?確か、息子の時は大事をとって入れなかったと記憶してるんですが…調べてみたらOKでした(;^_^A 日本でも今はOKのよう。念のため、激しい運動は避けた方がいいようですが。

今朝起きたら少し頭痛がして、ちょっと体がだるい感じ…。鈍い腕の痛みもありました。午前中はそんな感じだったんですが、24時間経過したころからすっかり通常通りに。

先日、日本のTV番組で、イギリスに住む日本人の看護師さんがファイザー社のワクチンを接種し、その後3日間の容体を伝えていました。彼女の場合は、接種後の夕方にすごい寒気がして床に入り、翌日の夕方にも具合が悪くなり、副反応がおさまったのは3日後だったよう。

ということは、私もまた副反応が出てくる可能性があるかもしれませんね。

前の記事にも書きましたが、80歳を超えている義両親、お隣さんを含め、ソーシャルワーカーなど10人ほどの反応を耳にしました。が、それほど酷く体調を崩した人はひとりもいなくて、全員3日後には回復しています。

スペインの老人ホームで接種後に10名を超える死者が出たというニュースも観ましたが、症状がないまま感染しているケースもあるとか。

看護師さんからは、「コロナの症状が出た場合は、ワクチン接種のせいじゃなくコロナ感染だから、すぐNHSに連絡して」と言われました。

色々な噂や情報が飛び交ってますが、世界中で1臆を超える人たちがワクチン接種済みです。なお、国民の半数以上が接種を済ませたイスラエルでは、肯定的なデータが出てきているよう。

日本ではまだ接種が始まっていませんが、他国のデータを参考にしながら冷静に接種の有無を決めて欲しいと思います。まあ、イギリスの様に悲惨な状況ではないので、選択の余地はありますよね。世界中からコロナを撲滅させるためには、やはり予防接種は必要かなとは思うのですが…。

もう変異種が複数出現し、これからも変異し続けると考えると、ワクチンを毎シーズン改良する必要があるかもしれませんが。

一時でも早く、世界がコロナ禍から解放されます様に!

 

 

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