カースティさんがSMIRAを支援することになったと知り、思いついたのはKnetでカースティさんにインタビューをさせてもらうことでした。『ザ!世界仰天ニュース』に出演して、日本のお茶の間に場面緘黙を広めてくれた彼女。場面緘黙に関わる人たちは、カースティさんに親しみを感じ、興味を持っているだろうなと思いました。今緘黙で苦しんでいる子ども達や保護者にとって、彼女の言葉が励みになるだろうなとも。
Knet会員から質問を募集して、まずミスイングランドのオフィスに質問表を提出しました。SMIRAのパーティで直接インタビュー するのが希望でしたが、「彼女は事前に質問内容が解ってる方が落ち着くから」と、言われたためです。この辺に、元緘黙の片鱗が残ってるのかもしれません ね。
その頃、カースティさんはインドネシアで数週間に渡って開催されたミスワールドのコンテストを終えたばかり。両親も応援にかけつけ、帰国したのは多分10月の初めだったんじゃないでしょうか。久しぶりにイギリスに戻って忙しかったはずですが、SMIRAパーティの1週間ほど前に、丁寧な回答を文書で送ってくれました。
質問と回答がかんもくネットHPのKnet News に今日公開されましたので、どうぞご覧ください。共感できること、参考になること、励みになることがいっぱい書かれていると思います。
文面から、カースティさんの真面目で誠実な人柄が伝わってくるような気がしませんか?同時に、とても芯の強いところも。学生時代、みんなの様に気兼ねなくお喋りできなかった悔しさも手伝って、勉強も随分頑張ったそうです。
SMIRAパーティでケーキに入刀するアリスさんとカースティさん
SMIRAのパーティでケリーさんがスピーチされた際、「場面緘黙を乗り越えた娘のことを誇りに思います」と涙ぐまれたんです。その時、カースティさんの目にも涙が浮かび、ケリーさんが席に戻ってくると、「もう泣かせないで~」と、二人してハンカチで目頭を押さえてました。こういう強い信頼関係をずっと保っていられるなんて素敵だなと、とっても羨ましく思いました。
関連記事: 『ザ! 世界仰天ニュース』(その1)
SMIRAのパーティでカースティさんにお会いしました(その1)
SMIRAのパーティでカースティさんにお会いしました(その2)
SMIRAのパーティでカースティさんにお会いしました(その3)
P.S. パーティの時カースティさんが教えてくれたんですが、『ザ!世界仰天ニュース』の続編がもうすぐ日本で放送されるらしいとのことです。