あっという間に6月が終わり、すでに今年も後半に入りました。時間が経つのが異常に早く感じられる今日このごろ…。
今年は6月中旬の花の見頃にリージェントパークの薔薇園に行くことができました
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またまた、息子の緘黙話しの続きです。
小学校入学直前にプール恐怖症になった息子(詳しくは『息子の緘黙・幼児期(4~5歳)プール恐怖症になる』をご参照ください)。体育のカリキュラムの一環として、水泳の授業が始まったのは1年生(5~6歳)から。
小学校幼児部(Infant 5~7歳)では、保護者がボランティアで着替えなどを支援するシステム。心配だったためボランティアに立候補しようとと思ったのですが、意外にも本人が「絶対やだ!」と拒否。その代わり、2年間パソコンの授業のヘルプで週1回1時間ほど学校に行っていました。
息子の小学校にあったこの保護者ボランティア制度は、子どもが学校でどんな風に過ごしているか垣間見ることができる絶好のチャンス。また、クラスの子ども達の行動や性格、息子とどう接しているかなども判るので、とても有益でした。
息子は水泳の授業には欠かさず参加していましたが、それについては家で何も言わないのです。だから、一体授業中どうしているのか全く不明…。
水泳のヘルパーをしているママさん達とはあまり付き合いがなかったため、息子の様子を探ることも憚られ…。水泳の先生(常勤ではなかった)からも、担任からも、何も言われないまま2年が経ってしまったのでした。
それでも、水に恐怖を感じているだろうこと、泳げていないだろうことは判っていました。だから、なんとか恐怖症を和らげようと、地元のプールに行こうと誘うんですが…これがなかなか。主人に頼んでやっと出かけてもすぐ帰ってきてしまうので、私が粘って水に慣らすしかないーー自分が泳がないのにプールに入るのは嫌でしたが、仕方ありません^^;
なかなか進歩がなくてもんもんとした時期が長かったのですが、水が怖くなくなるにはどうしたらいいのか? 色々考えて準備したのは以下の小道具でした:
- ゴーグル
- プールが楽しくなるような絵本
毎晩寝る前に本を読んであげる習慣だったので、子どもがお父さんと一緒にプールで泳ぐ練習をする絵本を借りてきました。これは水を怖れていた子どもが、だんだん水に慣れて楽しく泳げるようになる様子を描いたもの。
それから、ゴーグルを購入して、まずはお風呂で顔を水につける練習を開始。これは平気だった様で、すぐ顔を水につけて口から泡をブクブクして遊ぶように。自信がついたのか、「プールに行きたい」と初めて自分から言いだしたのでした!やった!!
次にプールに行った時、絵本のシーンを真似して手を引っ張ってもらって泳ぐ練習をしてみました(本当は絵本の様に主人にやってもらいたかった^^;)。いつもより積極的に取り組んでくれて、いっぱい誉めることができました。
このプールは時間帯によって波を立てるんですが、この日は浮き輪をつけて自ら一番強い波が来る場所へ。ゴーグルをつけているだけでこんなに大胆になれるんだ、とビックリしました。もしかして、目に水が入るのが怖かった?!
また、帰る間際になって、水がザーザー出ているところへ行き、何度も頭から水をかぶって大はしゃぎ。それまでには考えられない変化でした。
この日はゴーグルをずっとつけていたので、「ゴーグルがあれば大丈夫」と感じていたのは確か。小道具一つでこんなに変化があったのは驚きでした。
とは言っても、別にすぐ泳げるようになった訳ではなく、授業で「◯◯m泳げました」という証明書をもらってくることはありませんでした。もしかしたら、もらえてない子は息子だけだったかも^^;
それでも、緘黙と同様にスモールステップで少しでも前進できたのは、親にとっては大きな喜びだったのでした。
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