息子の緘黙・学童期 7~8歳(その23)ジュニア移行への支援1

もう9月も半ば過ぎですね…夏休みが終わって新学年度に突入し、新たな時間割で普通の日々が戻りつつあります。最近は、青空だったのが突然土砂降りになったりと、変わりやすい秋の天候。どんどん日が短くなり、急速な秋の深まりを感じています。

広葉樹の葉が少しずつ色づき始め、近くの公園もすっかりり秋の装い

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ジュニアSENCoとのミーティング

インファント(5~7歳)の校長先生を通して、早々とジュニアスクール(8~11歳)のSENCoに会えることになりました。主人に出社時間を遅らせてもらい、予定通り夫婦で出席。その際に準備したのが、下記の『息子取り扱い説明書』でした。

  1. 息子の緘黙状態: クラスの誰とでも話せるようになり、囁き声が徐々に普通の声になりつつある。ただ、教室内での担任との会話は短く、クラス全体や大きなグループ活動ではまだ声が出にくい
  2. 社会不安など: 人目や人の評価を極端に恐れ、「見られている」と自意識過剰になる。特に、全校生徒が集まるダイニングルームで食事をすることが不安。
  3. 感覚過敏: 敏感肌で聴覚や臭覚が鋭い。不安になるとその傾向が増すため、食べ物の匂いが充満し騒がしいダイニングルームでは、大きな不安に陥っていると思われる
  4. ダイニングルームでの注意点:息子は食べるスピードが遅く、緊張するとさらに遅くなる。早く食べるよう促すのは逆効果なので、スタッフにその旨を伝えて欲しい
  5. 着替え:体育や水泳で着替えているところを人に見られるのを嫌う。人が少ない場所を探し、着替えにも時間がかかるが、温かく見守って欲しい
  6. 競争的な状況:全員が一斉に何かをしなければならない場面では、雰囲気に押されてすぐ行動に移せない。本人はやりたい、参加したいと思っているので、遅れても他の子と同じようにやらせて欲しい
  7. 読み書き:  完全主義的な傾向があり、間違えたくないという思いが強い。特に作文に苦手意識があるため、やりたがらないかもしれない。音読は現在「静かな声(quiet voice)」で読んでいるが、囁き声に戻ってしまう可能性も。そうなった場合は、声が聞こえる様に近くに座り、声が大きくなるにつれて少しずつ距離を取って欲しい音読の評価をする際は、自宅で録音するオプションも考えて欲しい。

息子の緘黙の状態・特徴、担任(学校側)にして欲しいこと・欲しくないこと、困った時の対策など、要点をできるだけ簡潔にまとめてA4の紙に印刷。それまでの経験から、多忙な教職員には分厚い資料や書籍などを渡しても見てもらえないことは学習済でした(希望された場合は別)。

ジュニアのSENCoは担当になってまだ1年目ということでしたが、私たちの話を真剣に聞いてくれました。そして、3学期中に新しい教室を放課後訪問できる様に新担任にかけあってくれることになったのです。

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