環境運動の旗手は場面緘黙?(その1)

日本は今日から10連休ですね。イギリスでは先週末がイースター(復活祭)の4連休でした。その間、メディアを賑わせたのは、ロンドン中心部で行われた『絶滅レベリオン(Extinction Rebellion)』のデモ活動。普段人で賑わう主要部の5か所を占拠し、交通をストップさせて大騒ぎになりました。

     ロンドン随一のショッピング街、オックスフォードサーカスの交差点を占拠するデモ参加者たち

彼らの訴えは、政府の気候変動への対応に不服をとなえるもの。地球温暖化を減速させるために、現実的な対策の実行を要求しています。こうした環境運動は、今ヨーロッパを中心に世界各国に広がりをみせているよう。特徴は、中高生を巻き込む若い世代が参加していること。

その発起人が、スウェーデン人の16歳の少女、グレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)さん。昨年の夏休み明け、たったひとりでストックホルムの国会議事堂前に座り込み、3週間のデモを決行。その後も、毎週金曜に学校を休んでこの抗議活動を続けています。

わずか16歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん

彼女の活動はSNSやメディアを通じて広がり、中高生の賛同者もどんどん増えていきました。これが『未来のための金曜日(Fridays for Future)』運動となり、今年3月15日(金)には、グレタさんの呼びかけで125カ国の約2000か所で、100万人を超える学生がデモに参加したとか。

     『気候変動問題のための学校ストライキ(School Strike for Climate)』のプラカードを掲げるグレタさん

今や国際的な環境アクティビストとして知られるようになったグレタさん。ヨーロッパ各国の抗議デモに参加したり、国連の環境会議や世界経済フォーラムなどで、堂々たる英語で演説したり。TVやメディアのインタビューや対談にも多数出演し、先日ノーベル平和賞候補にノミネートされました。まさに時の人なのです。

先週末は汽車で渡英し、ロンドンにもやってきました。デモのステージで演説したり、政治家に会ったりと精力的に動き、多くのメディアに取り上げられました。

私はグレタさんがアスペルガーだということは知っていたのですが、一昨日、ネットの記事を読んでびっくり。何と、場面緘黙の診断も下りているというのです!

政治家や著名人の前、大勢の聴衆の前で、臆することなく理路整然と英語のスピーチを繰り広げるグレタさんが場面緘黙??

ここのところ、SMiRAコンファレンスの講演『SMとASDの共存』の報告をしている際中なので、とても興味を持ちました。もう少し詳しく調べて、次回に私なりの見解を書いてみたいと思っています。

みなさん、素敵な大型連休をお楽しみください。

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