里山の秋

先週の火曜日に帰国して、あっという間に1週間が過ぎました。山々に囲まれた岐阜県の故郷では、樹木が徐々に色づいて、紅葉シーズンも中盤という感じかな。昨夜はなんだか冷え込むと思っていたら、今朝は初霜が降りてました~。

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青空の下で紅葉していく樹々。今年は柿が大豊作だとか

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紅葉した葉っぱが色鮮やか。緑を背景に着物の裾模様みたいです

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金色に揺れる川岸のすすき

一昨日は名古屋から友達が訪ねてきてくれたので、知り合いのご夫婦が経営する森の中のカフェ、『アリスの不思議のお店』まで足をのばしました。車を飛ばして街をひとつ越え、村里を越え、さらにどんどん山奥へ。ときどき道脇に登場する『不思議の国のアリス』の白兎の看板が道案内です。

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山奥に突如として現れる黄色い木造のカフェは画家のアトリエとして建てられたもの

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     天井が高く、大きなガラス窓や高窓から森が見えます。ゆったりしたテーブル席や薪ストーブの暖かさ、オーナー夫妻のもてなしに、時間を忘れてお喋りに花が咲きました

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森のカレーセット(1680円)は、りんごサラダ、森のカレー、手作りケーキ、飲みもの付

一番人気の森のカレーは、スパイスから調合した手作りスープカレーです。ご飯の上に大きな海老、カボチャ、ナス、パプリカの素揚げと野菜もたっぷり。ケーキは蓬のシフォンケーキ、ベイクドチーズケーキ、チョコレートケーキがあって、どれも甘みをおさえた上品な味。オーナー夫妻はもともと同名の輸入雑貨店を経営していたんですが、料理とガーデニングの腕前もすごいんです。

バイリンガルと緘黙(その1)

バイリンガルの子どもは緘黙になりやすいといいます。正確には、抑制的な気質が強いバイリンガルの子どもが緘黙になりやすいということですが。

たとえ抑制的な気質ではなくても、学校で母国語ではない言語が話されている場合、どんな子どもでもその言語に慣れるのに数ヶ月はかかり、言葉がなかなか出ない期間があるといわれています。

言語の習得は、「聞く」 → 「理解する」 → 「話す」 という順番になるため、言葉が出ない時期があるというのは納得できます。私も英語学校に通っていた頃、最初は聞き取るのに苦労し、その次は理解出来てるのになかなか英文が出てこない時期がありました。文章を組み立てるのに、「日本語」 → 「英文に翻訳」という作業をしていたため、ぱっと英文が出てこなかった訳です。「解ってるのに、言いたいことを表現できない」というのは、かなりフラストレーションがたまる状態でした。

すっと言葉が出てくる頃には、知らないうちに英語のまま頭に入って、自然に英文を組み立てられるようになっているんですね。英語が何となく身につくというんでしょうか。まあ、いつまでたっても、まだまだ感いっぱいですが、言葉の習得って不思議です。

緘黙になりやすい抑制的な気質の子どもは、完全主義的な傾向が強い子が多いようです。気にしやすく傷つやすいため、ほんの小さな間違いにも、激しく落ち込んでしまう…。自分に自信がないんですね。

それに加えて、バイリンガルの子どもは二ヶ国語を同時に習得しなければならないため、ひとつの言語だけを話す子ども達に比べると、少し遅れがあることが多いかもしれません。息子の幼稚園時代(3歳半)の親友は両親とも日本人で日本育ち。やはり息子より語彙が多いし、日本文化に対する知識も深かったです。

繊細なバイリンガルの子どもが幼稚園や小学校に入った際、自分の言語能力に気づいて、引け目を感じてしまうことも頷けます。「できないかもしれない」、「間違えたら恥ずかしい」という気持ちが強く、引っ込み思案になって声が出にくくなるのではないでしょうか?そして、話さないことで身を守り、それが習慣化していく…。

うちの息子は早生まれなんですが、早生まれの子はずらして誕生日順に入学させるというのが学校の方針。9月ではなく、1月の下旬に最後にクラスの仲間入りをしました。そして、初日に帰宅しての第一声が、「僕の英語は皆みたいに上手くない」でした。クラスには外国から来たばかりで英語が全くできない子が数人いて、息子はまだ喋れる方だったんですが…。息子の中では、自分がいちばんダメだったんでしょう。

英語学校に通っていた頃の私自身の体験から、その心情はすごく解ります。先生に指名される以外は、自分から挙手して発言することにかなりためらいがありました。「皆の前で間違えたら恥ずかしい」と自意識過剰になってたんですね。ちなみに、ヨーロッパ系、アラブ系の子たちは、我先にと発言するんです…でも、よく聞いてると、文法が間違ってるし。でも、全然気にしないんですよね。その一方で、アジア系の子たちはテストをすると成績がいいのに、授業中の発言は少ないんです。民族性もあるかもしれませんね。

そういえば、昨年所属するエージェントのTA達と一緒に『発音、言語、コミュニケーションに困難を持つ子どもの支援』というコースを受講していた時、私は極力当たらないように小さくなってました…。学校でのTA実体験が少ないうえ、皆の前で理論的に説明するというのが不可能に感じ(私だけ舌足らずの子どもレベルだった)、劣等感の塊みたいになってたんですね。それでも、レポートでは割と評価してもらえ、お陰様でちゃんと合格できました。

バイリンガルの子どもが、学校でどんな風に語学の苦手感に対処したらいいのか?私が現在TAの仕事をしている小学校にはバイリンガルの子どもが大勢いるんですが、レセプションクラスでは人前での発表や人とのコミュニケーションなど、色々な苦手感を徐々に克服できるような授業をしてるなと、感心することが多いんです。次回はその例をご紹介したいと思います。

 

 

目標を達成するために何をすればいいか?

この3月に開催されたSMIRAコンファレンスで、イギリスの緘黙治療の第一人者、マギー・ジョンソンさんが、小学校中・高学年&ティーンの支援方法について講演されました。その内容をKnetと拙ブログに公開する許可をマギーさんから得ましたので、概要を少しずつ翻訳してご紹介しています。

内容の著作権はマギーさんに属しますので、この記事の転記や引用は固くお断りします。なお、年が上の子どもへの支援は、緘黙支援のバイブルと呼ばれるマギーさんとアリソン・ウィンジェンズさんの著書『場面緘黙リソースマニュアル(Selective Mutism Resource Manual Speechmark社)』の第二版(2015年春/夏出版予定)に新項目として掲載される予定です

《緘黙に苦しむ小学校中・高学年生&ティーンの支援》 

場面緘黙アドバイザリーサービス 言語療法士マギー・ジョンソン著/ ケント州コミュニティヘルスNHSトラスト

マギー・ジョンソンさんの『小学校中・高学年&ティーンの支援』(その11)

ジェイ君(15歳)のケース

取り組むべき2つの項目について、目的を達成するために必要なことを箇条書きにし、自分にとっての難易度をつけてみる

取り組み1 良い仕事につくために、カレッジに行く
それぞれの課題の難易度 0 – 10  0 = 問題なし 10 = 絶対に無理

<課題>

・ 電話を使う 0
・ 公共交通機関を使う 0
・ 学生食堂を利用する 0
・ お金/銀行口座の管理 0
・ 授業を理解する/課題・宿題をこなす 2
・ 新しい人たちとの出会い 2
・ 他の生徒(1人)に課題を説明する  3
・ 試験に合格する 3
・ 人に助けを求める 3
・ 仕事/アルバイトのインタビュー 4
・ 他の学生達/仕事の同僚とのディスカッションに参加する 4
・ 先生/上司とのディスカッションに参加する  5

<困難が予想されること>

1 全く経験したことがない/経験不足
2 安心できない
3 自意識過剰
4 言葉が出てこない
5 知らない人と会話をするのが苦手
6 緊張する
7 嫌いな食べ物
8 騒々しさ
9 (人は)自分の言ってることが聞こえない/理解できないかもしれない
10 楽しめない
11 自信がない
12 周囲が攻撃的/冷淡すぎる
13 その他?

●取り組み2 自立する – 人に頼らず自分でやる

下記を行う頻度はどれくらいか?自分でスコアをつけてみる。
0 = 全くない、1 = 殆どない、2 = 時どき、 3 = かなり頻繁、4 = 毎週、 5 = 毎日

・カフェや映画館などで食べ物や飲み物を購入する
・友達と公共の交通機関を利用する
・ひとりで公共交通機関を利用する
・友達と外出する
・ひとりで外出する(例:犬の散歩)
・電話を使う - 友達と話す
・電話を使う - 電話注文/映画館/親戚など
・お店でのやり取り/質問(例:PC販売店などで)
・買い物 - コンビニ、スーパーマーケットなど
・アルバイトする - 週末のバイトやベビーシッターなど

みく注: 子ども自身が取り組むと決めた2つの大きな目標を達成するために、何をする必要があるか、どんな課題が出てくるか、支援者と一緒に書き出していきます。それに難易度をつけることで、既にできていること、克服すべきことが明確になってくるはず。克服すべきことのリストの中から、まず難易度が低く、自分ができそうと思えることから取り組んでいけばいいのだと思います。ジェイ君の場合、取り組み1の難易度チェックを見ると、最も難易度が高いのが「先生/上司とのディスカッションに参加する」で、5/10と自己判断しています。「問題なし(0)」と「絶対に無理(10)」の間なので、それ程の不安はないんですね…ちょっと驚きました。

取り組みの内容やスピードなどは、それぞれの子どもによって大きく異なってくると思います。子どもと支援者がよく話し合い、納得しながら決めていく必要があるでしょう。また、実際のチャレンジの結果により、もっと小さなステップにしたり、アプローチの仕方を変えなければいけないケースも出てくるかと思います。それをしていくためには、やはり子どもと支援者の信頼関係が不可欠ですね。

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秋も深まってきました

今週はずっと風邪をひきそうな感じを引きずっていて、ちょっと怠けてしまいました。小学校に入学したばかりの時期って、子どもたちが病気にかかりやすいんですが、うちのクラスでも毎日45名の欠席者が出ています。風邪やら、水疱瘡やら、りんご病やら多分クリスマスまでこういう状態が続くのではないかな。息子がレセプションの時もクラスで風邪が流行り、私も感染してクリスマスに声が出なかった思い出が(大人が感染すると、症状が酷くなります~)。

子どもたちは至近距離でクシャミをするし、鼻を拭いた手で触ってくるしで、クラス担任も先週頭痛に悩まされ、もうひとりの先生は2日間お休み。私は昼間は大丈夫なんですが、早朝と夕方に咳が出て、今朝は土曜日のウォーキングをキャンセルしました。

風邪なんかに負けるものかと、ここのところハニーレモン入りの紅茶を飲んでいます。コテッジホリデー中に購入したダンスターの養蜂家のハチミツが大活躍。自家製の天然ハチミツは無添加で熱処理をしていないため、市販のものとは香りや味わいが全く違いますね。エクスムーアの野に咲く花の蜜かと思うと、過ぎ去った夏がとっても恋しい

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       ラベルにはダンスターの観光名所が描かれていました。蓋のところまでたっぷり入っていて、味も、お値段も申し分なしです

だいたい朝740分くらいに家を出て、直線コースで車を走らせ勤務先の学校に向かいます。道が混んでなければ20分くらいの距離なのに、このところ冷え込んできたためか、ずっと渋滞続き。近くに大規模なセカンダリースクールがあるため、子どもを学校に送っていく保護者の車が列をなすのです。

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     運転中に車中から撮った朝の通勤風景。郊外の村と林の中を通ってまっすぐ続く、のどかな直線コースです

うちの学校は新しく設備が充実していて、お隣に障害児のための児童センターがあります。学校内には保育施設も併設され、入口は何と自動ドア!ロビーと受付だけ見ると、学校というよりも公共施設みたいな感じで、最初はビックリしました。

レセプション専用の校庭はけっこう広いんですが、学校の近くには雑木林があって、木曜日の午前中に「Forest 探検」の授業があるんです(こんなに設備の整った学校って珍しいかも)。で、子ども達は汚れてもいいように探検用の私服に着替え、長靴をはいて出かけます。

私は踝までのブーツのまま2度付き添ったんですが、今週は雨が多くて地面がぬかってました。滑って転ぶ子や、水たまりで遊ぶ子もいて、みんなドロドロ!担当するASD児がひとりで走って行ってしまうので、後を追っかけるのが大変ですが、林で自然に触れる授業っていいですね。みんなが採った葉っぱや木の実は、後で学習教材として使います。

先週、私も長靴が必要と思い、近くのショッピングセンターに車を走らせたんですが、種類がなくて仕方なく、ネットで安いのを購入。届いてみたら、「あれっ、こんなに丈が長かったんだ~」。しかも履きにくくて、あまり実用的じゃないんです。置き場所もないし、もっと丈の短い、脱ぎ着が簡単のじゃないと、学校では使えなさそうIMG_6156IMG_6161

    最近雨ばかりのお天気です。右がネットで購入した15ポンド(2600円くらい)の長靴

180cmはあろうモデルが着用すると、丈が短く見えるんですよねスカートやコートも同じような感じで、156cmしかない私はよく失敗します。で、いざショップに出向いてもサイズや色が無かったり — ただ、ここ10年ほどで色々なブランドがPetiteというサイズを出し始めたので、助かってます)。

返品すると送料が高いので、雪の日のためにそのままキープすることにして、水曜日の午後に地下鉄でロンドン中心部まで遠征しました。暫く振りですっかり様変わりしたコベントガーデンの雑踏の中を、傘をさして歩き回ったものの、季節がらかブーツばかり。流行りのHunter社の長靴は80ポンド(14000円くらい)もするし。そのうちに頭痛がしてきて、風邪が悪化してきた模様。早々に切り上げてきましたが、来週の探検どうしよう

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       今週は秋雨が振り続け、冬の到来を感じさせる気候です。でも、庭のイングリッシュローズはまだ咲き続けています。この白い蔓バラはClare Austin

再来週の月曜日から2週間ほど帰国する予定なので、その前にちょっと頑張って記事をあげたいと思ってます。マギーさんから返事をいただいたので、やっと続きを書けそうです。日本は連休中なのに、台風19号が来襲しそうですね。皆さんどうかお気をつけて。

場面緘黙の最新本”Tackling Selective Mutism”が出版されました

遅まきながら、9月中旬に場面緘黙の新しい本”Tackling Selective Mutism”が出版されました。私の手元にも1週間ほど前に届きましたが、何やかやと忙しくなってしまい、部分的に斜め読みしている状態です。

まず最初に謝らなければならないのですが(最近、間違えてばかりですね)、この本はSMIRAの新書ではなく、SMIRAの幹部2人が編集し・SMIRAに関わる多数の専門家やSM経験者・保護者が執筆している新たな緘黙本です。

最初にアリスさんとスミスさんから連絡をいただいた際、「私達の新しい本(Our new book)」と説明されたのを、「SMIRAの会長と幹部の新しい本=SMIRAの本」と思い込んでしまったのでした。どうも申し訳ありませんでした。ちゃんと事実関係を確認すべきでしたね…(しかし、もう少しSMIRAが強調されるものと思っていたんですが、表紙にはSMIRAの名前は入りませんでした)。

この出版社(Jessica Kingsley Publishings) は、2012年にSLTのマギー・ジョンソンさんとアリソン・ウィンジェンズさんのコンビ(SMバイブルと称される『場面緘黙マニュアル』の著者)による、”Can I Tell You About Selective Mutism” を出しているので、SM本の第二弾ですね。

ちなみに、”Can I Tell You About Selective Mutism”は、ハナというSMの女の子が自分の状態や気持ちを語るイラストつきの本です。子どもにも理解できるよう簡単な言葉で書かれていて、支援者や専門家の理解を深め、共感を呼ぶ内容。ただし、イラストがあまり可愛くないのが難かも…。

ここから内容の一部を見られます(紫の本をクリック) → http://www.amazon.co.uk/Tell-About-Selective-Mutism-Professionals/dp/1849052891

新書をチラチラ読みながら感じたのは、やはり場面緘黙の治療には「子どもとの信頼関係」が要になってくるということ。元教育心理学者のジーン・グロスさんが書いた序文には、30年前に彼女が初めてSMの女の子の治療に携わった時のことが書かれています。

女の子はジーンさんを信頼して話し始め、ジーンさんは大きな誇りと満足感を得ました。が、その一方で、担任教師は自分が拒絶されたように感じ、イライラする複雑な心境だったろうことにも触れています。

そのくだりを読んでいて、ふと思い出したことがありました。場面緘黙の子どもには、「怖いと感じる人」の細かい順番があります。うちの息子の場合は、子どもより大人への不安が強く、学校で一番怖い大人は担任の先生だったのです。

家に招いて遊ばせていた友達に囁くことから始まり、学校で最初に話した大人は地区の教育心理士(1対1で遊戯療法中)、その次はTA(読本の個別指導中)でした。そのTAに慣れるに従い、教室内外での小グループ活動中にも囁けるようになっていったのです。これを報告してくれる担任が、「私にはまだ話してくれないのよ…」と呟く都度に、大変申し訳なく感じたものです…。

イギリスの小学校では、低学年のうちは担任の他にTA(教育補助員や特別支援員)が付きます。子ども30名に大人が2人以上、ということが多いかな—ちなみに、今私が働いているクラスには私を含めて3名。それに比べ、日本では通常担任ひとりだけ…ハードルが高いなと思います。

もし子どもの一番怖いと感じる大人が担任の先生だったら、その距離を縮めるのにかなりの時間がかかるかもしれません。担任が緘黙を理解してくれて、何らかの配慮をしてくれれば、子どもにはその気持がちゃんと伝わるとは思います。が、他に問題のある子がいる場合、大人しい緘黙児にまで手が回らないというのが現状かも…。

私には日本で行われている「言葉の教室」の制度が良く解っていません。が、他校に通級することになるにせよ、学校内でコミュニケーションの個別指導や小グループ活動ができるというのは、すごくいいと思います。

特に、担当教師が言語やコミュニケーションの問題を理解していて、続けて指導してもらえるというのが強みですね。担当教師がクラス担任にどれくらいフィードバックしてくれるのか不明ですが、担任の他に深く関わってくれる大人がいるのは貴重だと思います。

新書の感想とはなんの関係もない内容になってしまいましたが、思いついたことを書き留めておきますね。

関連記事:

9月にSMIRAの新しい緘黙本が出ます

追記: 今、日本のニュースを見たら、台風18号が本州に上陸したんですね…。うちの実家がある東海地方も、激しい暴風雨に見舞われているよう…。皆さん、どうかお気をつけて。被害がでないことをお祈りしてます。