チャイナタウンの旧正月

今年の旧正月は1月31日(金)でした。ロンドンでは旧暦元旦の後の日曜日に、チャイナタウンで「春節」の祝祭イベントが行われます。今年は2月2日(日)に行われたこのイベント、イギリス人にもお馴染みになってきたためか、それとも中国人留学生や旅行者が増えているためか、年々規模が大きくなってきているよう。

Chinese New Year 005久しぶりに朝から良い天気だったので、我が家でもチャイナタウン行ってきました。ロンドンは今年に入ってから雨の日が多く、毎日、毎日、雨ばかりで 本当にウンザリ。気象庁によると、先の1月はイギリス南部で観測史上最も降水量が多かったとか。でも、これで終わった訳ではなく、まだしばらく続くそうです…。

正午を少し回った頃にレスタースクエア駅に着いたのですが、すでに構内もすごい人。チャイナタウンに隣接する主要 道路が遮られ、広い範囲が歩行者天国になっていました。通りには赤い提灯が飾られ、食べ物や新年の飾り物などを売る屋台もたくさん。お祝いの爆竹があちこ ちでパンパン鳴って、お祭りムードを盛り上げます。

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私たちの目的は、獅子舞を見学しがてらDumplings’ Legendというレストランで点心を食べることでした。ここは小籠包が美味しいことで有名なんです。2年前に偶然入って初めて小籠包を食べ、それ以来のお気に入りとなりました。少々高めですが、味が良く量も多いのでお勧めです。

さて、レストランのある通りに辿りついたのはいいんですが、ちょうど獅子舞がこの通りを練り歩いていて、前に進めないほどの大混雑。通りの隅っこの、獅子舞が行われているのと反対側に立っていたら、ラッキーなことに太鼓の大音響と共に獅子が私たちのいる方へ。でも、背の低い私は人の頭で見えない!

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獅子が次のお店に移動し、少し人波が引いたすきに、私たちは目的のレストランへ直行。でも、予測どおりレストランの外には長い行列が…。「1時間待ちじゃない?他に行こうか?」と弱音をはく夫を尻目に、どうしても小籠包を食べたくて踏ん張りました(笑)。

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<店内ではガラス越しに小籠包を作る様子を見学できます>

30分ほど並び続けて、やっとレストランの中に入りもう少しというタイミングで、何と再び獅子舞がやってきました!その時、息子が撮った映像です。

このレストランでは、入口にレタスとお祝儀の入った赤い封筒(紅包)がつるされていて、獅子舞を終えた獅子がぐーんと背伸びしてレタスをパクリ。他のお店では2階からレタスがするする降りてくる場面も。獅子が食い散らかしたレタスの残骸(?)を受けたのは、お店のスタッフ!これって縁起がいいのかな—彼は周りにいたお客さんの肩をぽんぽん触って、幸運のお裾分け(?)をしてました。

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<お待ちかねの小籠包が出てきたのは3時頃でした>

しかし、何故に白菜でなくレタス?中国語でレタスは「生菜」と書いて「ションサイ」と発音。「成財」と同じ発音になるため、縁起が良いということらしいです。息子の肩にもレタスのかけらが飛んできたので、今年は何かいいことあるかも?