息子の緘黙・幼児期1~2歳(その2)

引っ込み思案のはじまり

1歳を過ぎると自我が芽生えてきて、子どもの感情表現や個性がはっきりしてくるといいます。息子も2歳近くになると、かなり性格が固まってきたようでした。

うちは息子が1歳9ヶ月の時に、現在の家に引越してきました。日本人駐在員の家族が多いエリアの端っこに越してきたため、公園やプレイグループで日本人の子どもと顔を合わせる機会が多くなり、ちょっとしたカルチャーショック(笑)。それまでは、家では日本語、外では英語という感じだったのが、初めて仲の良い日本人の友達ができ、日本語を聞く・話す割合がぐっと増えたのです(話すといっても、まだ一語文でしたが)。

(主人はというと、実は日本語を話せるのですが、「バイリンガルに育てたいから英語に徹底してね」という私のリクエストなど全く無視。いつの間にか、息子と会話ができる方の言語に切り替えてるのでした…)。

引越し前、プレイグループや赤ちゃんグループ仲間と遊ぶ際に、気になってきたことがありました。新しい玩具やゲームに挑戦させようとすると、他の子は乗り乗りなのに息子はやりたがらないんです…。でも、家に帰って私と二人だったらやるという…。

あと、プレイグループなどで、自分が遊んでいる玩具を取られてベソをかくことが多くなりました。でも、みんなの前ではそれほど大泣きはしません — (よほど気に入っている玩具でない限り)取り返そうと怒ったり、泣き喚いたりできないようでした。反面、家で思い通りにならずに癇癪をおこす時の泣き方は、それはもうすごかった(笑)。こだわり屋で頑固な性格は、私にだけストレートに出るようでした。

そして、場の雰囲気が変わることや、場所が変わることを極端に嫌がるのです。例えば、家で機嫌よく過ごしているのに、どこかへ連れて行こうとすると急に抵抗して泣き始める…。でも、そんなに泣いて騒いだ割に、目的地に着く頃にはすっかり機嫌がなおっていることが多いのです。何ですか~?という感じで、不思議でした。

(幼稚園(3歳から)で「幼い子どもでも、急にしていることを止めさせるのは理不尽だから、事前に警告しましょう」と教わり、以来実践しています。例えば、「もう夕方だから家に帰るよ。あと5分だけね」という感じです。効き目はあったように思います)。

対人的には、1対1の関係を好む傾向が強く、3人以上の集団で遊ぶのが苦手というのが明らかになってきました。日本人の友達とは、車&電車好きという趣味がピッタリ合い、毎週互いの家を行き来しては、道路と鉄道を繋げてコレクションを駆使したごっこ遊びに没頭(彼のトミカコレクションと息子のダイカストの車&電車コレクションはとってもマニアックでした)。それなのに、そこにもうひとり彼の友達が入ると、息子は途端に引っ込み思案になり、遠慮の塊のように…。

引っ込み思案な性格は、引っ越した頃から頭をもたげてきたように記憶しています。初めての場所に馴染むのに少し時間がかかる…でも、声がでないということはありませんでした。不思議なのは、引っ込み思案な割に、すっと馴染む人や場所もあり、そういう時には自分をアピールできること。親しい親戚の集まりなんかでは、「社交的な子」と言われてたこともあるんです — 緘黙になった時、そんなイメージは消え去ってしまいましたが…。

息子は、どういう訳か大人の女性に甘えるのがすごく上手でした(今も…かな)。一度、グラニーと遊んでいるところに私が入っていったら、露骨に嫌な顔をされたのを覚えています…(涙)。また、時々仕事で家を空ける時はママ友達に子守をしてもらっていたのですが、引っ越し後に日本人の女性に子守をお願いしたことがありました。帰宅した時、息子が彼女にもたれかかって本を読んでもらっているのを見てびっくり。彼女が帰る時には、「行かないで~」と大泣きしたのでした。

そして、2歳になるちょっと前に、忘れられない???な事件が起こりました。赤ちゃんグループ仲間のひとりの誕生パーティに招かれた時のことです。彼女は大きなマンションに住んでいて、誕生会には赤ちゃんグループの仲間だけでなく、マンションに住む子ども達も。広い中庭に遊具をいっぱい広げて、子ども達は駆け回り、大人も大勢おしゃべりしていました。息子はこのシチュエーションがすごく嫌だったようで、どういう訳か動きがとてもぎこちないのです(今思えば緘動っぽい?)。

それでもなんとか慣れてきて遊具で遊び、お菓子とケーキを食べた後のこと。「皆で記念撮影をするから集まって~」と言われたのに、息子だけ断固拒否。いくら言っても動かないので、その時の集合写真に息子は写っていません…。とても切なかったです。今だからこそ、「初めて行った場所・初めて会った子ども達」に馴染めなかったから仕方ないと思えますが、その時は「知ってる子がいっぱいいるのに???」という感じで…(これほど強く反応したのは初めて。引越したため赤ちゃんグループ仲間とそれほど頻繁に遊んでなかったことも原因だったでしょう)。

関連記事 息子の緘黙・幼児期1~2歳(その1)

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話は変わりますが、ミスイングランド&ミスUKのカースティさんが、昨日のロンドンマラソンに参加し、見事完走したようです。ツイッターより写真をお借りしました。

カースティさん、王冠をつけて走ったんですね~。

カースティさんのインタビューがKnet Newsに公開されました。

カースティさんがSMIRAを支援することになったと知り、思いついたのはKnetでカースティさんにインタビューをさせてもらうことでした。『ザ!世界仰天ニュース』に出演して、日本のお茶の間に場面緘黙を広めてくれた彼女。場面緘黙に関わる人たちは、カースティさんに親しみを感じ、興味を持っているだろうなと思いました。今緘黙で苦しんでいる子ども達や保護者にとって、彼女の言葉が励みになるだろうなとも。

Knet会員から質問を募集して、まずミスイングランドのオフィスに質問表を提出しました。SMIRAのパーティで直接インタビュー するのが希望でしたが、「彼女は事前に質問内容が解ってる方が落ち着くから」と、言われたためです。この辺に、元緘黙の片鱗が残ってるのかもしれません ね。

その頃、カースティさんはインドネシアで数週間に渡って開催されたミスワールドのコンテストを終えたばかり。両親も応援にかけつけ、帰国したのは多分10月の初めだったんじゃないでしょうか。久しぶりにイギリスに戻って忙しかったはずですが、SMIRAパーティの1週間ほど前に、丁寧な回答を文書で送ってくれました。

質問と回答がかんもくネットHPのKnet News に今日公開されましたので、どうぞご覧ください。共感できること、参考になること、励みになることがいっぱい書かれていると思います。

カースティさんへの質問と回答

文面から、カースティさんの真面目で誠実な人柄が伝わってくるような気がしませんか?同時に、とても芯の強いところも。学生時代、みんなの様に気兼ねなくお喋りできなかった悔しさも手伝って、勉強も随分頑張ったそうです。

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SMIRAパーティでケーキに入刀するアリスさんとカースティさん

SMIRAのパーティでケリーさんがスピーチされた際、「場面緘黙を乗り越えた娘のことを誇りに思います」と涙ぐまれたんです。その時、カースティさんの目にも涙が浮かび、ケリーさんが席に戻ってくると、「もう泣かせないで~」と、二人してハンカチで目頭を押さえてました。こういう強い信頼関係をずっと保っていられるなんて素敵だなと、とっても羨ましく思いました。

関連記事: 『ザ! 世界仰天ニュース』(その1)

        『ザ!世界仰天ニュース』(その2)

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       SMIRAのパーティでカースティさんにお会いしました(その1)

       SMIRAのパーティでカースティさんにお会いしました(その2)

 

P.S. パーティの時カースティさんが教えてくれたんですが、『ザ!世界仰天ニュース』の続編がもうすぐ日本で放送されるらしいとのことです。

 

SMIRAのパーティでカースティさんにお会いしました(その3)

SMIRAパーティでは出席者が少なかったこともあり、カースティさんだけでなく、カースティさんのお母さんのケリーさんと話す機会にも恵まれました。『ザ!世界仰天ニュース』に出演されていたので、すぐ判りましたが、若々しくて綺麗な方です。カースティさんより4歳年上のお姉さんも美女ということで、美人の家系なんですね~。

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カースティさんとお母さんのケリーさん

カースティさんは学校で話せず苦しんでいた期間でも、「喋れない自分はどこかおかしいのでは?」と疑ったことは、一度もなかったそうです。これは、家族が彼女に対してごく普通に、温かく接していたことが大きかったんじゃないかなと思いました。緘黙児は自己評価が低くなりがちなので、できるだけ自信が持てるように、家族が心配を見せず、どっしりと構えている必要があるかもしれません。

ケリーさんに、「カースティさんが他の子と違うと心配になりませんでしたか?」と質問してみたところ、「姉弟と比べると、昔から大人しくて、絵を描いたりすることが好きでしたね。アーティスティックなタイプです」という答えが返ってきました。言葉は少ない方だったそうですが、それがカースティさんの個性と捕らえ、全く心配はしていなかったそう。ただ、極端な引っ込み思案のため学校で話せないのが、心配の種だったそうです。

うちの息子は学校で我慢していることが多かったせいか、それとも私に甘えている部分が大きかったせいか、緘黙が酷かった頃は家で良く癇癪を起こしたものです。カースティさんはどうだったのかなと思い、これも訊いてみたのですが、返事をきいて驚きました。

ケリーさんは、カースティさんが話せる時間、ほっと安心できる時間を作るため、毎日お昼休みに自宅に連れ帰っていたそう!自宅でランチを食べさせて、学校でどんなことがあったか二人で楽しくおしゃべりしたとか。そのせいかどうか、癇癪を起こしたりすることは全くなかったそうです。

イギリスの小学校は通常人数が少なくて、1学年1クラスという小さな学校も珍しくありません。1学年に3クラスあると、規模が大きいと見なされるくらいです。日本と比べ融通はきくと思うのですが、ランチタイムに自宅に連れ帰るというのは珍しいケース。学校を相手に、ケリーさんがかなり頑張ったのではないかな…。

『ザ、世界仰天ニュース!』で、カースティさんが自宅で話しているビデオを教室でクラスのみんなに見せるシーンがあります。これがきっかけとなり、カースティさんは場面緘黙から少しずつ脱却していきました。番組の中では、担任はケリーさんに相談したように描かれていますが、実際はそうではなかったようです。

ケリーさんによると、「娘がちゃんと喋れることを証明するつもりで、学校にビデオを送った」のだそう。それが、ケリーさん親子に何の相談もなく、全校集会の時にいきなり生徒全員にビデオを見せたのだとか…。ものすごい荒療治ですよね。

カースティさんの場合は、ビデオを見せたことが彼女の背中を押してくれる結果となりました。でも、子どもによっては、それが致命的な心の傷になってしまうケースも有り得ると思います。何か思い切った手段を取る時は、子どもの性格や、その時の心理状態、周囲の人間関係や環境などをよく見極める必要があります。ちなみに、うちの息子だったら、永遠に恨まれていたかもしれません。

感受性が強い緘黙児は、ちょっとした出来事がものすごいステップアップに繋がる時もあるし、反対に大きなダメージになることも…。1歩ずつ順調に進んできたのが、いきなり3歩後退することも往々にしてあります。また、全然進歩してないと思われる時期もあれば、一気に進歩することもあるかと思います。

親ができるのは、子どもをよく見て、子どもの心に寄り添い、その時に最善と思われることを遂行することではないかな、と思います。

 

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        『ザ!世界仰天ニュース』(その2)

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       SMIRAのパーティでカースティさんにお会いしました(その1)

       SMIRAのパーティでカースティさんにお会いしました(その2)

 

SMIRAのパーティでカースティさんにお会いしました(その2)

SMIRA創設21周年記念パーティでのカースティさんの挨拶は、自分が場面緘黙で苦しんだ経験を持つこと、どんな風に克服したか、そして今後は自分と同じように場面緘黙に悩む子ども達を助けていきたいという内容でした。

時々メモを見ながらも堂々としたスピーチでしたが、途中で少しだけ躓いて、「ご覧のように、本当はまだシャイなところが残ってるの」と微笑んだのがとても印象に残りました。それほどスピーチに慣れていない感じが、かえって彼女の誠実さを強調していたように思います。

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自分に贈られた花束を、カースティさんはアリスさんに進呈

緘黙で全く話せなかった小学校低学年の頃、カースティさんが最も恐れていたのは、学校で出席を取る時だったとか。クラスの男子がふざけてカースティさんの名を呼ぶので、毎回「あ、また来る。嫌だな」とドキドキしたそう。誰が名前を呼ぶか毎日小競り合いにまでなっていたらしく、多分担任やTAもそれを認識していたのではと思います。でも、彼女が黙っているし、泣いたりしないので、そのまま習慣になってしまったのかな?

それから、学校行事やグループ活動などの際、話せないために無視されたり、後回しにされたと感じたことも多く、それがとても辛かったとも…。カースティさん、今でもとても感受性が強いように見えるので、当時はかなり傷ついたんだろうなと思いました。

カースティさんに限らず、緘黙児にとって「挨拶」は鬼門になることが多いようです。学校で出席を取るのは朝一番なので、まだその日の教室の空気に馴染めず緊張度が高いこともあるかもしれません。その上、返事をすることが当たり前のシチュエーションです。一度返事ができないと、翌日はもっとハードルが高くなるのではないでしょうか?そして、返事ができないことが続くと、ますます返事がしにくくなるので悪循環ですね。

ちなみに、うちの息子は授業中に短く話せるようになっても、出席の返事だけはなかなかできませんでした。それができたのは、インファント(幼児部5~7歳)からジュニア(中等部8歳~11歳)に移行した時。校舎と教師陣が入れ替わった初日に、「この機会がチャンス」と、自分から思い切って返事をしました。

日本では、「はい、元気です」と返事をする学校が多いのかな。イギリスでは “Good morning, Miss ○○” と返事をすることが多く、そのうえ給食かお弁当かチェックするので、結構しゃべらなくてはなりません。保護者は「何でうちの子は返事もできないの?」と思いがちですが、出席の返事はかなりハードルが高い分野です。本人も気にしていると思うので、返事の仕方を工夫してもらえるよう、先生に頼めるといいですね。

幼稚園や小学校低学年なら、出席の返事の代わりに手を叩くなどの動作を使って出席を取ることもできます。慣れてきたら、動物の鳴き声や番号など短い単語で答えさせたり、声を出しやすいように体を動かしながらというのもいいかなと思います。先生が生徒の前に来てくれたら、囁き声で答えることもできるかもしれません。

出席の返事にしても、学校行事にしても、ちょっとした工夫や気遣いで、緘黙児が安心できたり、話しやすい環境を作れると思います。また、緘黙児が傷つかないようにフォローもできると思うのですが、先生に強制する訳にはいかないので難しいところですね。

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       SMIRAのパーティでカースティさんにお会いしました(その1)

 

SMIRAのパーティでカースティさんにお会いしました(その1)

何だかあっという間に時間が経ってしまいました。遅ればせながら、先月19日にレスターで行なわれたSMIRA(イギリスの場面緘黙支援グループ)の創設21周年パーティーのご報告です。ミスイングランドのカースティ・ヘイズルウッドさんとお母さんのケリーさんにお会いしてきました。

IMG_3336欧米では20歳ではなく、21歳の誕生日が成人になった日とされ、特別なお祝いをします。今年はSMIRAの創設21周年ということで、特別に記念パーティが開かれました。カースティさんは、ミスイングランドの任務の一環としてSMIRAの支援をすることになり、この日はゲストとして招待されていました。

出席者はSMIRA運営チーム、SMIRA委員会のメンバー、そして緘黙児と家族の方々。加えて、地方紙の記者と緘黙の小説を書きたいという作家の方も参加されてました。総勢35名くらいかな--かなりこじんまりした会だったので、みなさん和気藹々とおしゃべりに花を咲かせていました。

記念パーティといっても、教会のホールを借り、食べ物は自分たちで調達。準備も後片付けも全て自分たちで行なうという、いつも通りのスタイル(笑)。今年94歳になられた会長のアリスさんの生き方に通じるというか、シンプルで質実剛健ともいえるSMIRAのスタイルには、すごく好感が持てます。

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ちょっと遅れて会場に入った途端、ティアラとミスイングランドのサッシュをつけた長身のカースティさんが目に入り、おお~っと感動してしまいました。週中にSMIRA事務局のリンジーさんから、カースティさんの予定は不明と聞いていたので、参加しても1時間くらいのことかなと予想していたのです。そうしたら、皆さんが帰る頃まで残って、お見送りまでしてくれました。

お母さんのケリーさんと、ミスイングランド事務所のアンジーさんに挟まれてにこにこ微笑んでいるカースティさんは、本当に「いい娘さん」という言葉がぴったり(すっかり母親目線でスミマセン)。イギリス人女性には珍しく、どこか控えめな感じで、純粋で真っ直ぐな印象を受けました。もちろんすごい美人だけど、それを鼻にかけるような様子は全く見られず。誰にでも丁寧に対応し、話をしていると温かな人柄が伝わってくるようでした。

彼女が「場面緘黙」という言葉に出遭い、その症状について知ったのは、本当にごく最近だったそうです。きっかけは、2010年2月に放映されたBBCのTV番組”My Child Won’t Talk”を観たこと。現在24歳なので、21歳になるまで自分が場面緘黙だったことを知らなかった訳です。モデルにスカウトされた16歳頃、やっと緘黙から抜け出せたかなと感じ、本当に克服できたと思ったのは、昨年ミスハートフォードシャーに選ばれた時だったとか。

彼女はSMIRAの存在など知りませんでした。かつての自分と同じ緘黙の子どもと対面したのは、このパーティが初めてだったそう。ということは、場面緘黙の知識を全く持たないまま家族はカースティさんを支え続け、カースティさんは自力で一歩一歩緘黙を克服していったのです。(『ザ!世界仰天ニュース』では、クラスメートも学校も随分理解があるように描かれていましたが、実は事実と異なる部分も結構あるよう)

カースティさんから、かんもくネット宛にメッセージをいただいたのですが、緘黙に苦しむ子どもと保護者へのアドバイスは緘黙治療の真髄ともいえるもの。自ら不安と向き合い、できることから少しずつ克服し、経験値をあげて自信をつけていく--彼女は自分の経験から認知行動療法を体得していました。それによって自己評価を高め、様々なことに挑戦できるようになったのは、本当に素晴らしいことだと思います。

カースティさんからのメッセージは、緘黙に苦しむ日本の子どもと大人、そして保護者全員に宛てられたものだと思います。よかったらご覧になってくださいね。

カースティさんからのメッセージ

 

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        『ザ!世界仰天ニュース』(その3)

P.S. 私はデジカメの使い方が良く解っておらず、今回は予め息子に頼んでオートフォーカスにしておいてもらったんです。が、何故かISO感度が最高値になっていて、めっちゃ粒子が粗くなってしまいました。下手にいじると余計に混乱するので、そのまま撮影して家族に見せたら、「サイテー」とコテンパンに言われて、がっくり…。かんもくネットに掲載されている写真は、ミスイングランドのアンジーさんにお借りしました(恥)。