チャールズ国王戴冠式の連休

イギリスでは先週の土曜日、5月6日から今日8日まで、チャールズ国王の戴冠式を祝して3日間の連休でした。戴冠式の様子はTVで観た方も多いと思うのですが、その前後に私が見たイギリスの様子をお伝えしたいと思います。

戴冠式の前夜は友だちと食事をする約束でした。二人とも午後4時ころに仕事が終わったので、どうぜだったら街に出て戴冠式の準備や雰囲気を味わおうということに。

大混雑してるだろうなと思いつつ、バッキンガム宮殿に通じる街道、ザ・マルに行ってみると、あれれそんなに混んでない? 警官が大勢いましたが、割とスムーズに歩道を歩くことができました。

歩道の前列には既にテントが並び、ユニオンジャックのデザインの服や王冠を被ったダイハードな王室ファン(?) が楽しそうにおしゃべり。割と若い人が多いのに驚きましたが、王室ファンというよりも、またとない機会を楽しもうと盛り上がってる感じ?

この日は朝からの雨が止み、曇り空から太陽が顔を出して温かな午後となりました。そのせいもあって、皆さん和気あいあい。

      

街中でもお祝いムード満載。エリザベス女王の戴冠式からすでに70年経っている訳で、まあ何度も遭遇できることじゃないですよね。74歳で国王になったチャールズ3世は歴史上最年長なのだそう。ただ、カミラ王妃(Queen Consort)がカミラ王后(Queen Camilla)として戴冠されることは、知らない人が多かったよう。

戴冠式の当日は、ノーサンプトン州の田舎にある義母宅へ。ロンドンの自宅付近では国旗やバンターを飾っている家は殆どありませんでしたが、義母の住む村の周りではお祝いの飾りつけがいっぱい。

ロイヤリスト (?) の義母は、TVの前に陣取ってずーっと観てました (^^; 私はお昼の支度を早めに済ませ、ウエストミンスター寺院内での戴冠式とその後のパレードを視聴。生憎の雨でしたが、さすが長い歴史と伝統を持つイギリス、こういう式典はお手の物ですよね。

   

翌日の日曜日、近所の人が集まるストリートパーティがあって、私たちも招いてもらっていました。「何も持って行かなくてもいいのよ」と言われていたのに、直前になってやっぱり持ち寄りだということが判明。手巻きすしは前夜食べちゃったし、冷蔵庫にめぼしい食材が何もない!! 大急ぎでポテト入サラダを作り、冷凍庫に入っていたピザを焼きました(^^;

外に出てみると、ユニオンジャックの飾りのついたテーブルクロスに、チャールズ王の写真入り紙皿・コップと気合入りまくり。ご近所の皆さんの手作り料理も本格的ーーなんか非常に申し訳ない~。でも、大変美味しくいただきました♡

思いがけず戴冠式のお祝いを経験できて、とてもいい思い出になりました~。