5月も今日でおしまいです。5月最初の週末、久しぶりに主人と散歩に出かけ、帰りがけにガーデンセンターでクレマチスを買いました。というのも、昨年すくすくと蔓を伸ばしていた淡いグリーンの八重咲きが、どういう訳か途中で折れて枯れてしまったからでした。
今回選んだのは、剪定が簡単で手もかからないクレマチス・アルピナ。マクロペタラという名のモーヴ系ピンクの花は、切り花にもうってつけの感じ。よくばって蕾がたくさんついたのを購入し、1本だけ伸びていた蔓をフェンスに這わせることにしました。
で、翌朝見てみると、蔓の先っぽの新芽がナイ!あれっ?? でも、蕾だった花が咲き始めて、なかなかゴージャスです。
2日目の朝、新芽の横についていた葉っぱもスッカリなくなり、やっとのことで「あ~、虫に喰べられたぁ!」と気づいたのでした。しかし、他のクレマチスは全く大丈夫なのに、なんで新しく購入した花だけが??
どうやら犯人はカタツムリ、もしくは私の大嫌いなナメクジらしい…(よく考えてみたら、昨年枯れてしまったクレマチスもカタツムリにやられたんですね)。急いで土にまく粒上の駆除剤を買いに走り、ネットで「カフェインを嫌うから紅茶をまくと良い」というアドバイスを見つけて、さっそく実行。よせばいいのに、上からたっぷりかけてしまいました。
翌朝、おそるおそる庭に出てみると、ひょえ~っ!地面には大きなカタツムリ3匹と小さなナメクジが2匹、そしてフェンスには3cmくらいの茶色い毛虫が…!背中にゾゾっと悪寒が走りましたが、なんとかせねばなりません。夫と息子は朝の支度で忙しく、すぐ来てくれそうにないし…。仕方なくキッチンから長めの割り箸と袋を持って来て、虫たちを箸でつまんで袋へ。
「私の大事なクレマチスが~!」と、息子に訴えたら、「マミー、自然のままにすべきだよ。虫も生きなきゃいけないんだから、自然淘汰だよ」と…。小学校の頃からエコロジーやフェアトレードを教え込まれているせいでしょうか?とっても冷たい答え。でも、頼みこんで虫入りの袋だけは外のゴミ箱に捨ててくれました。
それからは、あらかじめ割り箸と袋を持って庭に行き、カタツムリ+αの袋詰めを外のゴミ箱に捨てる毎日です。雨が降ると、10匹以上の収穫(?!)があるんです~。もしかしたら、芽を食べてしまったのはケムシかもと思い、ケムシを退けるという白い粉の除虫剤も購入。花が咲き終わったクレマチスの葉っぱに、いっぱいふりかけたのでした。
5月中旬には天候が崩れて、いきなり霰が降りました~
蔓の芽を喰べられ、全体に紅茶と白い粉を振りかけられた可哀想なクレマチスは、なんとなく茶色っぽくなり、急速に元気をなくしてしまいました…。終わった花を全部カットして、肥料を少しあげたんですが…。
カタツムリとの格闘に入ってから2週間半ほど経過しましたが、葉っぱだけになったクレマチスは元気のないまま。でも、よ~く見たら硬い木の部分から、小さな芽が出ているのに気づきました。葉っぱだけ?それとも蔓になる?
それを確かめる前に、息子のハーフターム(1学期の中間休み)がやってきて、義母が手を負傷したとSOSが。息子と一緒に1週間夫の実家に滞在することになりました。
義母はガーデニングが趣味なので、広い庭は花盛りでした
これはチャイブの花
窓辺のイングリッシュローズ、ジェネラスガーデナーは今年も元気。今日一番花が開きました
昨日は天気が良かったので散歩に出かけ、義母に野の花をプレゼント
夕方、ロンドンに戻ってきたら、夫が水やりを忘れたため窓辺の4つの鉢うえのうち、3つが枯れていました…。中庭の花にはタップリ水をやってくれたらしいんですが。
ビオラさん、さようなら…
そして、気になっていたクレマチスを見に行くと、1週間の間に紫陽花のアナベルが勢いよく伸びて、今度は陽が当たらないという問題が出てきそうな…。
1週間前に見つけた芽はちゃんと葉っぱに育っていましたが、蔓ではないみたい…。今日はカタツムリが3匹。闘いはまだまだ続きそうです。