復活祭は十字架にかけられて死んだキリストが3日目に蘇ったことを記念する、キリスト教徒には最も重要な祝日のひとつです。Good Friday(聖金曜日)、Holy Saturday(聖土曜日)、Easter Day(復活祭の日曜日)、Easter Monday(復活祭の月曜日)と週末を挟んで4連休。クリスマス同様に家族で祝うのが習慣でしたが、今では長い週末を利用して旅行にでかける人も多いよう。
復活祭の日曜日、敬虔なクリスチャンである義両親は午前中に教会に行きました。残念ながら、イギリスでもキリスト教徒の数は減少する一方…。かつての教会の建物が、住居やパブに改造されていることも珍しくありません。
最近ではとみに商業化が進み、イースターエッグとバニーのチョコレートやお菓子商戦がものすごいことになっています(笑)。かつて復活祭の日曜日はどこの店も休業していたらしいのですが、今やそんな習慣は消えてしまったかも…。
私達家族は午前中の空いた時間を利用して、バース郊外にある義妹夫婦宅から車で20分くらいの村、チェダーに行ってきました。ここはチェダーチーズの発祥の地。12世紀にチーズ造りが始まり、長年山峡の洞窟を熟成に利用してきたのだとか。
ドライブの途中で田園風景から急変し、いつの間にか切り立った崖の狭間を走行。ゴツゴツした岩の間に洞窟がたくさんあって、洞窟内では1年を通して温度が一定なんだそうです。チャダーチーズは6ヶ月以上熟成させる必要があるため、天然冷蔵庫として最適だったんですね。
山渓の道を進んでいくと、チェダー村が見えてきます。村の中央にきれいな川が流れ、大通りはティールームやお土産物さんが並ぶ、可愛らしい観光地でした。ブリストルと同様、丘面の住居には石段がたくさん。
現在、この村で自家製チーズを製造しているのはChedder Gorge Cheese 社のみということで、チーズ製造のデモンストレーションを見学してきました。
中央が今も洞窟で熟成しているCave Maured。ナッツ系の濃~い味わいです。
伝統的な手造りスウィーツのお店でも飴造りを実演中
昼過ぎに義妹宅に戻り、午後2時頃一族揃ってチキンとラム肉のローストディナーをいただきました。義妹お得意のライムケーキが美味。
休暇最後の月曜日は、ヴィレッジフェスティバルがあるというので再びMells村へ。好天に恵まれ、大勢の人で賑わってました。
ミニコンサート会場やバウンシーカッスルなどの遊具も登場
豚の丸焼きは、ほぐして野菜と一緒にパンに挟みアップルソースで
2日前に行ったThe Walled Gardenも大盛況
近くの聖アンドリュー教会
夫の家族と庭園の花々に別れを告げ、3時前に帰途につくことに。サテナビが交通渋滞を避けてソールズベリーを抜ける道を選んだため、再び遠くからストーンヘンジを眺めることができました。