英国のロックダウンは続く(その2)


先回、一向に感染者数が減っていかないという記事を書いたのですが、どうやらロックダウンの成果は出てきているよう。

ロンドンでは入院患者の数が僅かですが減少しつつあります。といっても、まだ1万800人以上が入院して治療を受けている訳ですが…。(注:下の図の900人はICU等に入っている重篤患者数のよう。昨日アップした際に、入院患者数と間違えてました!)毎日、死者数を下回る人数が入院しているということですね…。4月18日までの総感染者数は11万4317人、総死者数は1万5464人😢

それでも毎日の感染者数が減らないということは、自宅療養している人がものすごく多いということ??昨日の検査総数が15,472件、そのうち陽性が5千526人なので陽性になる確率は36%くらいです。

現在、イギリスの病院では新型コロナ患者の急増に対処するため、他の病気や怪我などの緊急でない手術を最小限に抑えています。予定されていた癌の手術が中止になった人たちも。やむをえないことなのかもしれませんが、すでに命の選別がされているという現実…。

感染が怖くてGP(主治医)や病院に行くのも怖いし、大病や大怪我をしても入院できるかどうか…。コロナ禍が続くうちは、なるべく怪我や病気をしないよう、健康に気を付けて生きるしかないですね。

今のところ、あと2週間強ロックダウンが続く予定ですが、いつ解除されるのか見当がつきません。そんな中で、心温まるニュースもありました。

第二次世界大戦で戦った99歳のトム・ムーア大尉が、NHS(国民保健サービス)のために総額£1700万を超える(約23.8億円&いまだ上昇中で現在£2300万!)募金を集めたのです!! 4月末の100歳の誕生日までに歩行器で自宅の庭を100周(1周25m)することに挑戦し、クラウドファンディングで寄付を募りました。当初の目標は£1000(約14万円)だったとか。

日本では国産のアビガンの実験的な投与が高い効果を発揮しているということで、正式に効果が証明されれば世界的な推進が期待できそうですね。また、真偽は定かではありませんが、結核予防のための日本株BCGワクチンの摂取が新型コロナの重症化を防ぐという説も。

世界各国で新型コロナウイルスのワクチン研究・開発が進められていますが、イギリスでは政府の補助金を受け、オックスフォード大学の研究チームが来週からワクチンの人体実験に入る予定です。新型コロナ以前から新ワクチンに着手していて、遺伝子工学により基礎を作るチンパンジー・ウイルスを開発。それに新型コロナウイルスの部分を結合させたものらしい(?)です。

https://www.bbc.co.uk/news/health-52329659

5月半ばまでに500人に投与し、良い結果を確認できたら9月から大量生産を目指すとか。成功する保証はないそうですが、世界各国で協力すればきっとワクチンができるはず。科学者のみなさん頑張って!

また、各国で人工呼吸器の不足が叫ばれています。新型コロナが重症化して重度の肺炎になった時、最後の砦となるのが人工呼吸器。聞くところによると、病状や患者の状態などに加え、年齢や持病の有無によって人工呼吸器を使うかどうか判断しているとか…。

政府の呼びかけにより、イギリスでは1か月ほど前に重要産業セクターから20社以上の異業種企業が参入するコンソーシアムを結成。国内での大量製造を目指して、新な人口呼吸器の開発を始めました。

嬉しいことに、4月16日にペンロン社の既存のモデルを改良したPenlon Prima ESO2が政府機関からの安全性承認・製造許可を得たそう!シーメンズ、エアバス、フォードやF1レーシングカーの部品を製造する会社などが協力し、大量生産に乗り出すようです。実は、政府はサイクロン式掃除機で有名なダイソン社にも開発・製造を要請したのですが、こちらはまだ製造許可が下りていません。

https://www.bbc.co.uk/news/business-52309294

また、医療スタッフのPPE(個人防護具)の不足も世界中で深刻ですね…。昨夜、病院のICUを紹介するドキュメンタリー番組を観たんですが、PPEはN95マスク、手袋、ゴーグル、エプロン、キャップ、ガウン、フェイスガードと多種に渡ります。こんなに着込んで仕事をするのは動き難くて暑いし、本当に大変そう。

医療スタッフが現場を離れる毎に破棄するため、生産(というか輸入が中心?)が追い付いていません、グッチやアルマーニなど各国の一流ブランドがPPEの生産に乗り出していますが、イギリスではバーバリーとバブアーがガウン縫製の担い手となっているよう。

危機的な状態ですが、地類が協力して新たな知見や技術が生まれますように!

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