いよいよ今週末!場面緘黙の国際コンファレンス

今週末、5月11日(土)と12日(日)に英国バースのノーランド大学において、場面緘黙の国際コンファレンスが開催されます。

前回の記事で少し触れましたが、より詳しい内容が明らかになってきました。

11日(土)には、場面緘黙が各年齢の子ども、十代の若者、大人にどのような影響を与えるかについて、またそれぞれの年齢層にどのようなサポートの選択肢があるかについて、6つのプレゼンテーションが予定されています。

また、12 日(日)のプレゼンテーションは、音楽療法と動物療法の他、神経系への理解、個人とその嗜好への理解、家族の力関係の重要性への理解などがテーマになっています。

この国際コンファレンスを共催するSoundEmotiveとSM H.E.L.P.を代表する二人も講演する予定。

◎ジョアンナ・ターナーさん(Joanna Turner)

ジョアンナさんはイギリスのサマセット州をベースに活動する SoundEmotive の音楽療法士です。原始反射の統合(primitive reflex integration)、安全で健全なプロトコル(Safe and Sound Protocol-SSP) 、子供のためのヨガの研修も。娘さん2人が場面緘黙で、場面緘黙に対する認識を高め、緘黙に苦しむ全ての人を支援するためにイギリス全土で改善された治療経路が導入されるようキャンペーンを行っています。 SMIRA のコミッティーメンバーのひとり。

◎ケリー・メルホーン(Kelly Melhorn)さん

ケリーさんは米国 SM.H.E.L.P.の主催者。2018年に娘さんが場面緘黙の診断を受けて以来、場面緘黙の理解に専念してきた行動分析官士補佐です。2020年に SM.H.E.L.P.(家庭教育学習プログラム)を立ち上げ、場面緘黙に関する答えを探す人々に無料のオンライン・サミット、ポッドキャストなどを提供。場面緘黙の人を支援するためのアプローチとして、外部環境と内部環境の両方を変えるだけでなく、固定化してしまった「戦闘(fight)」「逃避(flight)」「フリーズ(freeze)」反応状態を引き起こす可能性がある原子反応の統合を目指しています。

その他の講演者は、SMiRAやSM H.E.L.Pのコンファレンスやサミットでもお馴染みの専門家が多数。イギリスからは児童療法士のルーシー・ネイサンソンさん(Lucy Nathanson)、言語療法士のアンナ・ビアヴァティさん(Anna Biavati)、リビー・ヒルさん(Libby Hill)、アニタ・マッカーナンさん(Anita McKiernan)、スザンナ・トムソンさん(Susannah Thomson)。動物療法士のケリー・ベイカーさん(Kelly Baker)SMiRA委員会メンバーのクレア・ニールさん(Claire Neal)、そしてノーランド大学で学ぶ、場面緘黙経験者のジェス・ブリンさん(Jess Bryn)。アメリカからは言語聴覚士のジョリーン・フェルナルドさん(Joleen Fernald)が講演します。

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