明けましておめでとうございます。なんだか慌ただしくクリスマスの準備や会合などに追われているうちに、あっという間に2025年が過ぎ去ってしまいました。おまけに、大晦日前にインフル(?)を拾ってしまい、久しぶりにダウン…。
クリスマスツリーを飾っておくのは、12夜にあたる1月5日まで。今年のクリスマスは珍しく抜けるような青空が広がり、義母宅の庭には冬の実や花が
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講演者:ジュリー・キングさん(Julie King )
2歳から10代の子供を持つ親へのコンサルティング、オンラインワークショップの開催、専門研修の提供、全米および海外の学校、企業、保護者団体への講演活動を行う。ジョアンナ・フェイバーさんと『幼い子どもが聞いてくれる話し方:2~7歳の子どもとの暮らしサバイバルガイド(How To Talk So LITTLE Kids Will Listen: A Survival Guide to Life with Children Ages 2-7』他、ベストセラー2冊を共著。
子どもの感情を考慮に入れる
親は知らず知らずのうちに子どもが期待通りに行動をすることを望むもの。その期待が裏切られた時、どうしたら子どもの行動を変えられるかに捕らわれ、心穏やかでなくなります。反対に、子どもから見ると「お母さんが怒っているから怖い、嫌だ。自分が悪いんだ」とネガティブな感情を抱くのです。
覚えておきたいのは、子どもがどう感じたかが直接子どもの行動に出るということ。もし子どもの行動を変えたいのなら(子どもに正しい行動をさせたいのなら)、子どもの感情に着目する必要があります。もし子どもが、あなたの言うことを正しいと感じたなら、正しい行動をするはず。でも、そう感じられないから、正しい行動ができないのです。
頭ごなしに決めつけない
親に「どうして〇〇できないの?」と言われた子どもは、自分が駄目だ・悪いと感じ、自己防衛に走ります。「どうして〇〇できないの?」は質問ではなく、批判です。子どもは責められたと思い、嫌な気持ちになって「お母さんとは話したくない」という態度に。注意すればするほど頑なになる傾向も。保護者はこうした状態にならない様に、考え方をシフトする必要があります。
<例1>
トレーナーを学校で脱ぎっぱなしにして、忘れてきてしまう子どもがいたとします
どうして子どもは忘れてしまうのか?
大人でもよくあることですが、何か夢中になっていたり、後で回収しようと思ってそのままにしてしまったかもしれません。トレーナーの存在自体を忘れてしまったのか、トレーナーを置いた場所を忘れてしまったのか、それとも時間がなかったのか…。どうしてそういう行動を取ってしまうのか、子どもの心の動きにも興味を持って下さい。
車の運転を考えてみてください。免許を取り立ての時は、色々なルールに細心の注意を払いますが、そのうちに慣れて自動的になります。トレーナーを脱ぎ捨てないことを習慣化させるためには、心の中で練習したり、絵に描いたり、注意喚起させる何かを見つけたりするのも一案。これはコミュニケーションスキルではありませんが、何かを習慣化させる時に役立つスキルです。
まず子どもと静かに話す
子どもの口から、どんな時にトレーナーを脱いで、どんな風に考えて置いてきてしまうのかを、共感しながら聞き、本人と問題解決の方法を考えるようにしましょう。
学校にトレーナーを着ていくこと自体をやめる、脱いだらすぐ腰に巻く、脱いだらすぐに教室のフックにかける、校庭に出る前にロッカーに入れる、脱いで置いた場所を心にとどめる、教室に戻る際に「トレーナーはどこ?」と気に掛ける等の方法があるかと思います。
子どもの気持ちを想像して、「休み時間に校庭に出て思いっきり遊びたいよね。遊んでいるうちに暑くなるから脱いで、すごくいい気持ちになるね」と口に出して言ってみましょう。会話をしているうちに、子どもが「他の子は誰も着てないよ」などと話始めるかもしれません。
子どもの話を聞いてから、「でも、校庭に脱ぎ捨てて誰かに踏まれちゃうのは嫌だね。どこかいい場所はないかな?」などと質問。それからまた、子どもの意見を聞いて下さい。
「何回なくすの?!」と非難する前に、失くしたらまた買わなければならないことを手短に告げ、明日も同じトレーナーを着ていくにはどうしたらいいか相談してください。くどくど小言を言われるのは、誰も好きではありません。
会話を重ねると、子どもが自分で方法を考える様になります。大人は自分ができているから子どももできると考えないこと。
長いので次回に続きます。
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