地下鉄のアクシデント

昨日の日曜日、古くからの知り合いの誕生パーティに家族で呼ばれ、地下鉄で行くことになりました。我が家はロンドン中心部から30分ほどかかる郊外で、地下鉄が地上を走っています。

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知人へのプレゼントはパープル系の花束とチョコレート。これらに加えて、前日ホリデーに出かけた友達から譲り受けた蘭の花も持参することに。で、その蘭の花を息子に持たせたのが事件のはじまりでした。 IMG_20140803_132048

電車に乗り込んでふと息子を見たら、「あれっ、蘭がない?!」。そうです、置き忘れてきちゃったんです。

電車を待っている間、夫と息子はwifiが繋がる待合室に入って携帯ゲームに夢中になってたんですね。外にいた私に呼ばれて急いで電車に乗ったため、息子は自分が興味のない欄のことなどすっかり忘れてしまったよう…。

咄嗟に「降りよう!」と家族を促し、先に降りた息子に続こうとした時、私達夫婦の目の前でドアがピシャリと閉まりました。次の駅で降りて、「う~ん、あの子が機転をきかせて、次の電車でこの駅まで来れるかな?」と二人で顔を見合わせ、まずは電車を待ってみました。

携帯電話は学校で禁止されているため、息子は携帯を持ってません(友達との連絡はipodで間に合ってるよう)。連絡の取りようがないので、2台待ってみたんですが、やっぱり乗っておらず…。

(小学校時代は、「電車に乗り遅れたり、みんなと逸れた時は、その駅で迎えが来るまで待つこと」が鉄則でした。きっと、小学校のこの教えをしっかり守ったに違いなく、こういうところは生真面目なんですよね)。

仕方がないので夫が迎えに行き、家族が合流できた時には、予定より既に30分以上も遅れてました!(日曜日なので電車の本数も少なかった)。

やっと知人宅に辿り着いた時は、2時の集合時間を45分も回っていたのですが、集まった皆さんは庭でカナペを食べながら和やかにおしゃべり中。3時を過ぎてから、とっても美味しい手料理の数々をご馳走になり、食後はふわりと軽くフルーツたっぷりのクリームケーキとミントティーも堪能。お陰さまで、それまでのトラブルが吹き飛びました。 IMG_20140803_151314

          この写真ではよく見えませんが、お刺身をのせた大皿が2枚あって、握ったご飯に好きなお刺身をのせて食べるという趣向。イギリス人にも大人気でした。

東の郊外から北の郊外まで中心部経由の移動なので、7時前においとまを告げて家に戻ったのは夜の8時半過ぎ…。遅い夕飯を食べながら何となく反省会になり、下記のルールを決めました。

  • 自分の持ち物には必ず責任を持つ → 息子
  • 無茶な電車の乗り降りはしない/させない → 私
  • 誰かが電車に乗り遅れた場合は、次の駅で集合 → 家族全員

ちなみに、息子は、私達が乗った電車を見送ってから、駅の事務所に行って事情を話し、どうしたらいいか相談したんだとか。いつもなら無人駅のところ、昨日はたまたま駅員さんがいて、「事務所で待ってれば?」と誘ってくれたそうです。追記:後から解かったんですが、駅員さんと一緒にCCTVを観ながら、「次の電車で君の両親が来なかったら、隣の駅にアナウンスを入れよう」と話してたんだそう。ひえ~っ、間一髪でした。

こういうところは随分成長したなと思います。しかし、昔からマルチタスクが苦手な息子…大丈夫かな。そういう母親の私も、昔からオッチョコチョイで失敗が多いので、親子で注意せねばと気持ちを引き締めたのでした。

 

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