英国のロックダウンは続く


先週末はイースター(復活祭)の4連休で、汗ばむほどの陽気が続きました。例年は親族が集まるのですが、今年はそれぞれ家で自己隔離。息子は大学のあるサリー州の町に友達と残っているため、我が家では主人とふたりっきり。あまり天気が良かったので、春爛漫の公園に散歩に行ってきました。

快晴の空の下、白い八重桜が満開でした

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全国ロックダウン4週目に入ったイギリスでは、現在新型コロナの総感染者数は9万3873人、総死者数は1万2107人(4月15日午前の数字です)。ここ2週間ほど、毎日の感染者は4000~5000人台と高止まりが続き、今なお減少の兆しが見えません。

先週イランと中国を抜きさり、総感染者数は世界で6番目に…。一昨日のニュースでは、まだ感染拡大のピークは過ぎておらず、ヨーロッパで最悪の事態となる恐れがあるとの警告――大ショックです😢

ICUで治療を受けていたジョンソン首相が無事退院という朗報はあったものの、一体いつになったらロックダウンの成果が出るのか? ついつい悲観的な気持ちになってしまいます。

私の住んでいる地区は感染率が高いロンドン市内でも2番目に感染者が多く、日々その数が増え続けて昨日は何と931人に!人口39万人ほどのエリアなので、すごく多いですね…。

今やテレワークが主流になっているし、通勤しているのはNHS(国民保健サービス)の医療・事務スタッフ、必需品を売る店のスタッフ、デリバリー業者などのキーワーカーに限定されています。なのに、どんどん感染者が増え続けているのは何故??

イギリスではどこの施設で感染者が出たという詳細は公表されず、ただ地区ごとの総計のみ。その数字は病院その他でPCR検査した人のみで、軽症者は検査してもらえず家で養生している訳です。家族のひとりが罹患すれば、家族の感染は免れないですよね…。救急車のサイレンが聞こえると、また誰かが病院に運ばれていくのかと、気が重くなります。

食料品や必需品はオンラインで注文できますが、注文が激増して配達困難に。配達が3週間後だったり、注文した品が品切れで含まれないことも…。なので、どうしても買い出しに出ざるをえません。

感染者と一緒に買い物している可能性が高い――そう考えるとスーパーに行くのも決死隊(^^;) イギリス政府は国民にマスクの着用を奨励していないため(医療用に回したいからだと推測)、マスクをしている人がまだまだ少ないんです。

この3週間で近所の3つの大手スーパーで買い物してみた結果、一番遠くのスーパーが社会的距離を一番保てると感じ、リュック持参でなるべく回数を抑えて行っています。

先週は入口から裏側にある駐車上の入口まで長い列が…

イギリスでは一番打撃を受けやすい70歳以上の高齢者を守ることが、政策に掲げられています。大型スーパーでは高齢者やキーワーカーが優先して買い物できるシステム。例えば、開店30分前はキーワーカー専用、開店後の1時間は高齢者専用(週3日)といった具合です。

ちなみに、うちの隣のご夫婦は90歳と80歳代と超高齢で持病があるため、ロックダウン以来一歩も外に出ていません。私たちを含め友人・知人が買い物を手伝っているのですが、それに地区のボランティアも加わり、ちょっとほっこりできました。

昨日の朝9時頃に近所の大型スーパーに出かけたところ、珍しく外に列がなくてラッキー! お隣さんの分もあるのでカートが必要だったんですが、中に入れるコインがない! 仕方なく、タバコを販売するレジに並んでいだら、前の人がレジの女生と大喧嘩を始めたのです。

お客がレジで前のめりになったので、マスク無しのレジの女性が距離を保つよう頼んだんですね。そうしたらお客が怒りだしたという…。ロックダウンが長引くと、人の心も荒れてきますよね…。

すぐに他のスタッフやマネージャーが駆け付け、お客は暴言を投げ捨てながら退却。でも、レジを開けられなくなって、私は通常のレジに並ぶことに…そうしたら、前の人が2、3週間分?と思えるほどの大量の細かい買い物をしていて、待つこと10分。途中、スタッフが来てくれて元のレジでコインを無事入手することができました。

このスーパーではレジ周りや店内に2mの距離が保てるよう床にテープを貼ったり、買い物カゴやカートのハンドルを消毒する姿が頻繁に見られます。スタッフのマスク&手袋率も高かったのですが、ロックダウンが長引くにつれてマスク姿のスタッフが減少――自腹で購入してたのかな…。

外出禁止令が出てからスーパーではひとりで買い物をする人が急増。子どもの姿を全く見かけなくなりました。私が心がけているのは、

  • なるべく朝早く行く(商品が揃っていて、カゴやカートを消毒したばかりのことが多い)
  • なるべく買い物の回数を抑える
  • だいたいの献立を決め、必要なものを必要なだけ買う
  • 事前に買い物リストを用意し、買い物の時間を短縮

イギリスでは毎週木曜日の午後8時に、NHSの医療従事者に感謝の念を示すため皆が玄関先に出て、拍手を送ります。我が家は屋根裏部屋の窓をあけて、タンバリンとベルを鳴らすんですが、ご近所の人たちの姿を見て連帯感を感じることができる(普段ほとんど見かけない)時間でもあるのです。

NHSの病院の敷地に出需品の出店を構えたり、温かい食事を届けるチャリティー活動も充実してきたよう。イースターの週末には、病院や大型スーパーでNHSのスタッフに花束やチョコレートを贈るなど、心温まるエピソードが多くありました。こういう時こそ、人間同士の温かい触れ合いが大切だなと実感しています。

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