イギリスではロックダウン解除の第一弾として、3月8日から全国で学校を再開(大学を除く)させました。ここのところ、毎日の感染者数は5,000~7,000人の間で高止まりしていて(イギリスにしては低いんですが…)、まだまだ安心できません。
感染拡大を防ぐため、各学校で週2回コロナ感染の簡易検査を行うことに。私の勤めている特別支援校では月・木曜日が検査日なのですが、私は両日とも授業がないので、検査キットをもらってきて自宅でしています。
2度とも陰性でひと安心
学校再開とともに、戸外で家族以外の人ひとりとコーヒーが飲むこともOKに。今までダメだったんですよ(;^_^A さっそく初日に友人の市民農園にポットを持ちこみ、ふたりでお茶したのでした。ちょっと肌寒かったけれど、誰かとお茶できるのがこんなに嬉しいとは…。
さて、息子の緘黙話の続きです。
夏休みの前半は、クラスの仲良しB君と再びサマークラブに参加。とってもありがたいことに、前の年にアルバイトで来ていた女子大生が、この年もまた来てくれていました。前年、彼女がこまめに声掛けしてくれたお陰で、ポツポツと言葉が出るようになったのです!(詳しくは『息子の緘黙・幼児期5~6歳(その2)社会的な機会を増やす』をご参照ください)
日本人の親友、T君は帰国してしまいましたが、今回は同じクラスの仲良しB君が一緒。さらに、この女子大生さんがいたので、けっこう楽しく過ごせたようでした。
迎えに行くと彼女が声をかけてくれ、その日の出来事をだいたい把握できました。やはり、自分からは自発的に動かないので(B君がやるとついていく感じ)、彼女が指示を出して色々やらせてくれていたよう。ありがたや。
やっぱり「慣れていて、心を許せる大人」がいることで、ずいぶん安心できたんだと思います。緘黙の知識があればそれに越したことはありませんが、自分のことを気にかけてくれている人が側にいるだけで、子どもの不安はぐっと減ります。
この夏休みには、学校で行われるサマークラブに参加するついでに、新しい教室に何度か行って慣れさせる計画も立てていました。休み前にSENCo(特別支援コーディネーター)にお願いしたら、「休み中でも教室は開いてるから、いつでも入れるわよ」との返事。
ところが、イザ教室に入ろうとしたら、ドアに鍵がかかっていたのです!
「やられた~!」と思いました。きっとSENCoはそこまで調べてなかったんでしょう。
学校だけじゃなくて、イギリスでは割とこういうことがよくあるんです…。
SENCoに文句をいう訳にもいかず、次からはきちんと最後まで詰めるようにしようと心に誓ったのでした。
T君が帰国してから初めての夏休みでしたが、後半は祖父母の家に泊まりに行ったりと、かなり落ち着いて過ごせました。
今週は私の誕生日だったのですが、息子が花束を贈ってくれて大感激!
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