やっぱりコロナは油断大敵

2022年も残すところ2日となりました。結局、クリスマスは独り家で隔離生活を送り、3日前にやっと陰性となりました。一昨日は、友達と彼女の犬と雨のハムステッドヒースを散歩。昨日は久しぶりに太陽が顔を出したので、義両親のところから戻ってきた家族と一緒にハイゲートの森とマズウエルヒルの街を歩いてきました。

久しぶりに吸う外の空気、風景がありがたかったです

日本では第8派で感染者が増えているようで、とても心配ですね。もう検査をしていないイギリスでも、詳細は不明ながら多分増えていると思います。中国で感染爆発がおきていることを考えると、オミクロンの変異種が出現するのではないかと脅威。

それでなくても、世界中で経済不安や自然災害の被害が多発しているのに。この上、また中国から新たに強力な変異種が出てきたら、再び世界的な危機になるのでは…。でも、イギリス政府は水際対策を強化してなくて、またまた同じ轍を踏むのではとすごく心配です。

私が初めて体験したコロナは殆ど症状もなく、めっちゃ軽いものでした。でも、一緒にでかけた友達を感染させてしまい、罪悪感でいっぱいです…。

完全に陰性になるまで7日間、3日間はすごく薄い線でした

誰かの参考になるかもしれないので、ここに記録しておこうと思います。

12月19日(月): 午前中は全く普段通りで、お昼を食べてからテートモダン美術館で友達と合流するために外出。まずはウエストエンドにある日本食スーパーへ。お正月用のお餅(1kg)やら、お好み焼き粉やをら買い込み、結構な重さ…。

雨のなか地下鉄を乗り継いでバンクサイドにある美術館へ。荷物が重かったので、なんかちょっと疲れたな~と感じてました。やってきた友達も疲れ気味だったので、まずはカフェでコーヒータイム。休憩して元気が出てきたところで、お目当てのセザンヌ展を観たのです。

その後、ラウンジで休憩しておしゃべりしたのですが、その時に咳が出始めました。「あれっ?! どうして急に」とは思ったのですが、私は喉が弱くて花粉や埃アレルギーもあるので、喉が痛くなったり咳がでたりは珍しくないんです。

「もしかして、コロナじゃないの?」

「えっ、違うよ!」

そんな会話をして、地下鉄の中ではマスクをして帰宅。この頃から、「あれ少しお腹が変?」と感じていたのですが、ラテのミルクが合わなかったのかなと呑気に思ってました。

その2週間ほど前に夫が酷い風邪をひいて1週間ほど具合が悪く、引き続き息子も調子が悪かったのですが、ふたりともコロナは陰性。それをもらっちゃったのかなと…。

息子が作った夕食を食べて寛いでいると、別の友人から「ついにコロナになちゃったから、水曜日は会えない」とお知らせが(彼女も初めて感染)。

そこで、少し心配になって検査してみたら――えーっ、陽性???!!!

そんなバカな?!

だって、だって、今は咳も殆ど出てないし、熱もないし、疲れてもいないし――なんだか狐につままれたような気分。

でも、結構くっきりと陽性のラインが出たのでした…。

慌てて、息子に告げ、一緒に美術館に行った友達に電話。息子は「もう絶対に染ってる」といいつつ検査したら、陰性。ほっ。

「ああ、私も絶対に感染する」と言う友達に対しては、「お願い、どうか伝染らないで~!!!」と祈るばかり。

仕事から帰ってきた夫も陰性。クリスマスイヴまであと6日という微妙なタイミングでした。

思い起こせば、前の週はイギリス全体が強い寒気に襲われ、根雪が残っていた期間。だから、仕事以外は極力出歩かないようにしていたはず。でも、5日前に学校の文化祭があって、混み合う講堂に20分位いたな…。生徒たちは体調悪そうじゃなかったし、3日前に一緒にウォーキングしたママ友2人も元気だったし。買い物の時はマスクしてたし…一体、どこで?!

12月20日(火)~23日(金): 時折たん絡みの咳が出るくらいで、一向に具合は悪くならず。家族3人が家の中でマスクをして、私は寝室と物置のような極小のスタディに籠もりきり。夫と息子は同時に同じ部屋にいない様にして、バスルームも分けました(屋根裏部屋の息子の部屋にバスルーム付けて正解)。

12月22日(木): 友達とは毎日のように電話していたのですが、3日後にとうとう陽性に!! 独り暮らしの彼女はXmasはお母さんのところに行く予定(イギリスのXmasは日本のお正月と同じ感じです)だったので、二人のクリスマスを台無しにしてしまいました…。本当に、本当に申し訳なかったです m(__)m

12月24日(土)クリスマスイヴ:  うちの家族は陰性だったので、まだうっすらと陽性の私を残してノーサンプトン州の義両親宅へ。持病もある高齢の義両親に染したらそれこそ大変なので、陰性でも行かないつもりでした。

やっと自分でキッチンに立ってご飯とお味噌汁などを作り、ふーっと一息ついたのでした^^; 夫と息子の料理、美味しかったけどさすがに日本食が食べたくなりました。

12月24日(日)クリスマス:  午前中は海賊版のライストで全日本フィギュア選手権を観戦し、しっかりローストディナーを料理。友達からもらった贈り物をあけて、独りクリスマスを楽しんだのでした。また、ウォーキング友達が家に寄ってくれて、2階の窓からおしゃべりも。すごく有り難かったです。

そんな感じで私はのんびり家で寛いだのですが、感染させてしまった友達の具合が悪化し、発熱・悪寒・頭痛・吐き気・咳・倦怠感などフルコースだったそう。4日間ほど寝込んだとか…。

もう罪悪感しかないです…。

私と同日にコロナになった友達は、そこまで酷くはならなかったものの、それでも発熱・倦怠感・咳・肺の痛み(1日のみ)があって4日間はしんどかったと言っていました。

一体どこで感染して、どうしてこんなに軽症だったのか、不思議でならないです。

でも、自分は軽症や無症状でも、もし誰かに感染させてしまったら、その人も同じように軽症とは限らないということを身をもって体験しました。特に、持病がある人や高齢者には要注意。これからは、もっと気をつけてこまめに検査しようと思っています。

ちなみに、私はワクチンを4回受けましたが、それでも症状が重くなるケースが多々あるようです。

イギリスではコロナだけでなく、酷い風邪やインフルエンザも同時に流行っているので、コロナ同時に罹患するという可能性もあるかと…。

皆さん、身体にはくれぐれも気をつけて、良いお年をお迎えください。

追記: 感染させてしまった友達も昨日やっと陰性になり、今日お母さんのところに出かけていきました! 本当に良かったと思う反面、申し訳なさは減らず…ずーっと悔いが残るでしょう。

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