『ザ!世界仰天ニュース』(その2)


カースティさんに自分や子どもを重ねて、ドキドキしながらドラマの展開を見守った方も多かったのではないでしょうか?

特に、幼稚園児役で出てきた最初の女の子の演技、なかなかリアルじゃなかったですか?

幼稚園の先生に挨拶をしようと口をモゴモゴするところ、どっかで見たなぁと思っていたら、うちの息子でした。それも緘黙時代(4歳半~8歳)ではなく、克服後の10歳の頃のこと。威厳のある元教員のおばさまに質問されて、声が出るまでに「モゴモゴ」があって、小さな声でごく短く答えていました。私たち二人に凝視されて、ものすごく緊張したんでしょう。

カースティさん、もしもこのモゴモゴの後にひと声出ていたら、緘黙になってなかったかもしれません。でも、「場面緘黙の要素を持つ引っ込み思案」のままだったかも…。緘黙の始まりって、紙一重のタイミングなのかもしれません。

息子は今でも緊張すると、口数が少なくなり、声が小さくなる傾向にあります。特に、この春帰国した際は見知らぬ集団に合流することが多く、人前では寡黙になってしまい、「大人しい」と言われまくり。本人は日本語ができないことをしきりに気にして、「僕だけ喋れない」と言いつつも、挨拶と片言返事だけはしていました。

それを考えると、うちの息子はまだ「場面緘黙の要素を持つ引っ込み思案」なのかなとも思いますが、もう緘黙状態に戻ることはないような気がしています。

学校ではどうかというと、ドラマの授業で演技もし、クラスでの発言も発表も「嫌だ~」といいながら何とかこなしていて、「大人しい奴」というキャラクターで定着しているようです。

考えてみると、緊張すると口数が少なくなるのは私も同じ。最近まで、『発音・言語・コミュニケーションに困難を持つ子どもの支援』というコースを受講してたんですが、英語と経験不足の壁を感じて、小さくなってました(笑)。

話を番組に戻すと、小学校入学の際、クラスメイトに話そうとして「ん、ん」と少し声が出たり、口を開けたりしたのは、ちょっと違うなと思いました。緘黙モード(緊張時)の時って、無表情になってませんか?

息子に映像を見せて感想を訊いてみたら、「周囲がどんなに意地悪か描ききれてない!」と文句が出ました。えっ?と思って突っ込むと、「クラスのみんなは、違う先生や転校生に、すぐ『この子はしゃべれないから』って告げ口するし、意地悪もいっぱいされた。先生だってキツイこと言ったり、僕を邪魔にする時もあった」と。

小さい子には遠慮がありません--悪気はなくても思ったことをすぐ口にします。そして、周りも同調しやすい。また、先生だって人間です。忙しくて大変な時に手のかかる子がいれば、少しばかり口調がきつくなることもあるでしょう。

緘黙児は繊細で敏感な子が多いので、周囲の空気を深読みして、それで実際の10倍くらい傷ついてしまうのかも…。ちょっと被害妄想気味になっちゃうこともあるかもしれませんね。

番組の最後にカースティさん本人が出てくる場面。終わりの方で、「普通の人にとっては何でもないことも私にとっては大きな挑戦です。でも何度も挑戦することで少しずつ自信になって、成長することができました」とサブタイトルが出ます。

聞き取りにくいですが、実際には、”If anything, it looks quite scary, but I think ,then it’s sort of scary times having to be confident, which is actually improved my confidence. So, as much as I hated it, I am sort of enjoying it at the same time. Because I am sort of achieving these little goals in my head, that to most people wouldn’t even exist.” と言っているようです。

直訳すると、「(モデルの仕事は)自信をもたないといけないから怖い。でも、実はそれが自信につながったんです。だから、すごく嫌だけど楽しくもあるの。普通の人は思いもよらないでしょうが、私は頭の中で常に小さなゴールを達成しているんです」という感じでしょうか。

ということは、つい最近までスモールステップで小さな成功体験を積み重ね、自己評価をあげてきたのかな。ミスイングランドになる過程で自信をつけ、もっと冒険したいう心境になれたみたいですね。

下の映像を見ると、ミスコンに挑戦したもともとの理由は、自己評価をあげて、友達を作り、楽しみたかったからだと言っています。昔場面緘黙だったので全く話さなかったことも告白してますね(0:54から)。

“I’ve always suffered with confidence problems and I used to have Selective Mutism when I was younger, so I didn’t speak at all. And originally I entered because I wanted to get my confidence up and I wanted to make friends and just to have fun, which I did. And now I feel I have qualities and skills to be Miss England.”

こんな美女の口から、「自信がなかった」とか「友達を作りたい」とか聞くと、やっぱり抑制的な気質がベースにあるんだろうなと思います。28日のファイナル、頑張って欲しいですね。

 

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