息子の緘黙・学童期6~7歳(その7)校庭の友情ベンチ

いつまでも小2のまま、息子の話がなかなか先に進まなくてスミマセン。現在21歳になった息子は、大学の夏休みで帰省中です。以前バンドに入っていた関係で、音楽仲間とギグをする羽目になったり、大学の友達に会いに行ったり。昨年はアルバイトをしていたんですが、今年はどうなることやら…。あと、小さい頃は本当に食が細くて心配だった息子が、今も身体は細いままなのに呆れるほど食べるんです。家の冷蔵庫があっという間にカラッポになって、ちょっと怖い^^;

    ロンドンの北にあるハートフォードシャーのラベンダー畑。£3(約500円)の紙袋いっぱいにラベンダーと野の花を摘んできました

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小2の2学期ごろ、息子の友達関係に大きな変化がありました。レセプションクラスから仲良くしてもらっていたB君が、別のグループと行動するようになったからです。それも、クラスで一番目立つグループ…。そこにはクラスの代表格のE君と彼の幼馴染で人気者のQ君、スポーツ万能のサッカー少年F君が。そこにB君が加わりつつあった訳です。

B君は、何というか一番目立つものに心惹かれるという特性がありました。息子と一緒だとおとなし目の目立たない男の子っぽいのですが…。そういえば、B君が仲良くしていたもう一人の友達、S君もクラスで目立つ存在でした。(B君はみんなと違う中学校に進学し、そこで最初にできた友達が学年一の不良だったという…)。

以前も書きましたが、イギリス人ママ達は子どもの意見を第一に尊重します。だから、親が「〇〇君も招こうよ」と主導権を握ることは難しい。親が勝手にプレイデートの相手を決められるのは、せいぜい小2くらいまで。だから、子どもの友人関係に口を出せるうちは、親が動けるなら動いた方がいいかなと思うのです。

息子がちょっと孤立しているらしいことに気づいたのは、お迎えの時間にE君ママが連れて帰るグループにB君が入りはじめたから。幼稚園時代の親友T君は帰国してしまったし、放課後いっしょに校庭で遊ぶ相手もいなくて息子はしょんぼり…。

もしかして、お昼休みとかもひとりぼっち? 一体、どうしているんだろう…。

心配になって息子に訊いてみると、校庭には友情ベンチ(friendship bench)なるものがあり、そこに座っていると…。でも、ポツンとひとりで座っている遊び相手のいない子を、他の子ども達がちゃんと気にかけて仲間に入れてくれるものか?!

遊びに夢中になっている6歳の子ども達がそんなに思慮深いのか--私には疑問でした。滑り台事件(詳しくは『息子の緘黙・幼児期4~5歳(その7)』をご参照ください)以来、忙しいお昼休みに子ども達全員に目を光らせてくれている先生がいるのかどうか、疑わしく思ってたし(^^;

放課後の教室で担任のL先生におそるおそる相談してみたところ、「そうねえ。Q君なんかは面倒見がいいから、友達になるといいかもしれないわね」と。でも、そのあと間伐入れず、

「もう2年生にもなれば自分たちで友達を作っていくから、教師は口を出せないわ」

そうですか…先生に手助けしてもらえるかもと、期待した私がバカでした😢

9歳から寄宿舎学校で育った主人は、昔から「学校は戦場」と言っていましたが…。う~ん、仁義なき戦いなのでした。

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