息子の学校では、2016年の完成を目指して校舎の建て替え工事が行われています。そのため、去年から夏休みが他校より3、4日長くなることに。9月に入ってそろそろ学校が始まる時期ですが、うちは8月30日からイングランド南西部に位置するサマセット州の西側で1週間のコテッジホリデーを楽しんでいます。
土曜日の朝ロンドンを出発し、最初のストップは温泉で有名なバースの南東にある小さな市場町、ブラッドフォード・オン・エイボン(Bradford on Avon)。小高い丘に古い石造りの住居が並び、町の中央をエイボン川が流れる、人口1万人弱の可愛らしい観光地です。
主人の大学時代の友達2人の家族と合流して、まずバートンファーム・カントリーパークで、タイズバーン(Tithe barn)と呼ばれる有名な14世紀の穀物倉を見学。
教会みたいな外観と思ったら、教会の所蔵でした。当時は農場の農産物の10分の1を教会に収めていたんだとか。その規模の大きさに、教会が一大勢力を振るっていた時代が忍ばれました
散歩の後は、橋の袂にあるティールームThe Bridgeへ。お茶とケーキの味もさることながら、16世紀の建物と、ヴィクトリア王朝風のエプロンドレスを身につけたウエイトレスが売り
伝統的なヴィクトリアスポンジケーキ。ケーキもマシュマロ入のホットチョコレートも半端ない大きさ!
午後6時に他の家族たちと別れ、我々はグラストンベリーの町を抜けて、夕日の落ちるなか海に向かって西へ西へと車を走らせました。8時半過ぎに、やっとダンスター(Dunster)の村にたどり着き、ちょっと迷いながらもコテッジを見つけることができました。
中世の家並みが残る小さな村。写真左上がダンスター城、右端に見えるのは聖ジョージ教会の塔
翌日は、まずナショナルトラスト所有のダンスター城(Dunster Castle)へ。小高い丘の上に聳えるこのお城は、中世に建てられたノルマン王朝時代の要塞。何度か改築が重ねられ、現在の建物は19世紀にルトレル家のカントリーハウスとして改造さたものだそう。
ついでに近くにあるコニガーの森(Conygar Wood)も散策
頂上には18世紀の塔の廃墟がありました