冷夏の年は、9月に学校が始まるくらいから天候が回復するパターンが多いのですが、今年はとても変わりやすい天候でした。ここ2週間ほど、日中よく晴れて気持ちのいい日が続き、夜になるとかなり冷え込むように。中秋の名月だった昨夜は、ロンドンでも満月がとてもきれいでした。10月の扉がもう目の前までやってきて、何だか焦っています。
ここのところ、週末ごとにロンドン中心部で人と会うことが重なり、しばらく行ってなかった観光スポットを再訪する機会にも恵まれました。
8月最後の土曜日は、夏の名残を思わせるような快晴。久しぶりに友達家族と待ち合わせて、テムズ河南岸のサウスバンクへ。まだ水遊びができるほど暖かく、おあつらえむきのお散歩日和でした。
まず川岸を少し散歩してから、サウスバンクセンターのルーフガーデンにあるカフェへ。この頃はまだオリーブの枝が茂り、ヒマワリが満開
気温は20度くらいでしたが、噴水遊びをしている人がいっぱい。みんな、ちゃんと着替えを持ってきたのかな…
観覧車ロンドンアイやアクアリウムなどがあるテムズ河沿いの道は、人気の観光スポット。メリーゴーランドなどの乗り物もあり、大道芸人も大勢いました
大きなシャボン玉に、子どもも大人も大喜び
向こう岸には大時計ビッグベンと国会議事堂が見えます
9月中旬には、予期せず岐阜県の故郷にかかわる人たちと会う機会が2度もありました。ひとりは、知り合いの息子さんで、何とロンドンの一流ギャラリーで展示会をしたのです!もうひとりはイギリスの大学で勉強するため、単身で留学しているママさん。
お洒落なチェルシー地区にある有名ギャラリー、 Saatchi Gallery で展示会を行ったのは、東京で活動しているアートグループChim↑ Pom。”Prudential Eye Award 2015”という国際的な賞を受賞し、個展をする栄誉に預かったそう。でも、ドイツや東南アジアなど、すでに世界的な活動をしてるグループなんですね。
おお、すごい行列!と思ったら、同時にコンテンポラリーアート販売展もあったからでした
左のピカチュウを模したネズミと映像『スーパーラット』で一躍知られるようになったとか。壁の作品『Puzzle』は、各国で集めた写真やアイテムをパズルのように組み合わせたもの
『広島!』の作品の一部。折り鶴の山は平和記念資料館から借りてきたもの。メンバーのエリイがひとつひとつの鶴を開き、それを展示会に来た人が再び折ることで、量は増やさずに祈りを2倍にするというコンセプトだそう
13世紀から1900年までの作品を2300点以上所蔵していて、センズベリー館にはルネサンス期の名画がいっぱい。ダ・ヴィンチの『岩窟の聖母』と『聖アンナと聖母子と洗礼者聖ヨハネ』はとても見応えがあります。
初期フランドル派の画家、ヤン・ファン・エイクの『アルノルフィーニ夫妻像』。いつも思うのですが、この絵の男性ロシアのプーチン大統領に似てません?
大移動して人気の印象派の部屋へ。名画がこんなに近くで観られて、しかも無料というのがイギリスの文化だなあと思います
モネとルノワールは数点ずつあります。雨の日の『睡蓮』がなんだかとても心に残りました。