1週間のコテッジホリデーの後半は、ブリストル海峡を臨む港町や村を周りました。仕事疲れに運転疲れが加わったためか、主人が肩凝りに悩まされ、なるべく近場でということに…。本当は、風光明媚といわれるデヴォン州の海岸をもっと見たかったので、ちょっと残念。
(おそるおそる「私が運転しようか?」と申し出てみたんですが、家族からキッパリと却下されました(笑)。というのも、曲がりくねった狭い田舎道でバッタリ対向車に出遭うと、10m以上バックする羽目になることもざら。おまけに、交通量が少ないためか、みんな結構スピード出してるんですよね。ご近所ドライバーでトロトロ運転してる私には、とてもとても…)。
まずは、ダンスターから西へ40分ほどの距離にあるデヴォン州の港町、リンマス(Lynmouth) とリントン(Lynton) へ。切り立った崖のくねくね道を走っていると、道の真ん中に羊がいてビックリ!本来なら海の向こうにウェールズが見えるはずなんですが、濃い靄のせいで全く見えず…。木・金曜日は朝からずっと靄がかかっていて、海辺の写真は全部ぼんやり霞んでいました。
ごろごろした石だらけのリンマスの浜辺。水は美しく澄んでました。息子が凧を買って揚げようと するも、足場が悪くて断念
崖の下にあるリンマスと崖の上にあるリントンの町は、水動力のケーブルカー で結ばれています。高低差は150mだとか
リントンのアート&クラフトセンターとエクスムーア博物館
ティーガーデンがあるカフェでランチ。私と主人は海の町恒例のフィッシュ&チップス、 息子はガーモンハムを巻いた鶏肉にチーズがとろけるハンターズチキンを堪能
ひなびた感じのエクスムーア博物館(入場料1ポンド・約170円)は2時に開館というので、先にランチにしたのですが、ゆっくり話しながら食べていたら、崖の下の駐車場の駐車券が時間切れになりそう…。どうしても博物館をのぞきたかった私は、主人と息子に車を取りに行かせたのでした。携帯で連絡しあうということにして別れたんですが、そこから問題が発生!
博物館に行ってみたら、”Open” のサインが出てるのにドアは閉まったまま。入口の前に人か集まってたんですが、ノックしても応答なし…。電話番号もない小さな博物館なので、夏休みが終わって平日は閉館になったのかもしれません。急いで主人の携帯に電話したら、電波が届いてなくてかけられず!別れる前にチェックした時は大丈夫だったのに…。イギリスの田舎では携帯が繋がらない場所がけっこうあるのです。
小さな町なので、20分ほどして何とか巡り合えたんですが、「あ~、良かった!」と思ったのもつかの間。主人が、「博物館の前に駐車したんだけど、鍵を差し込んだままロックしちゃった」と…。探し回ってクリーニング屋さんで針金製のハンガーをもらい、僅かに開けてあった窓から針金を入れて色々試した後、何とか鍵を釣りあげることができました~。
ちょうど小学校が終わる時間で、お迎えのお父さん・お母さんに注目されてしまいました(汗)。まるで泥棒 – でも、こういうハプニングが旅の醍醐味かもしれませんね。
帰り道の風景。途中で車を止めて灯台まで歩きだしたのですが、あまり遠いので途中で挫折
半野生の馬がいる平原で凧揚げを楽しむ息子
おまけ:
エクスムーア国立公園内の道には、鹿や野生馬に注意!の道路標識がたくさん立っています。水曜日の夕方、コテッジに戻る道にはキジが何羽もいて、もう少しで轢きそうになりました。
10月~1月のキジ狩猟シーズンに備え、養雉農家で育てているキジが自由に歩き回ってるんです
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