息子の緘黙記の続きです。
事件が起こった翌週、息子をお迎えに行くと、ガラスの窓越しに担任からちょっと来てと合図が…。なんだろうと思い中に入っていくと、担任が申し訳無さそうな顔をして、こう言ったのです。
「○○君が学校生活に上手く適応できていないので(ハッキリ覚えてないんですが、こんな感じの言い方だったと思います)、SENCO(特別支援コーディネ―ター)に会ってください」
えっ、だってつい先週「友達ができました」って嬉しそうに伝えてくれましたよね?「大丈夫、やっとクラスに溶け込めそうです」って、言いましたよね??? えええっ~?! どういうこと??
何がなんだか訳がわからず、でも”Special Needs”という言葉をきいて、ハンマーで頭を殴られたようなショックでした。
うちの子、特別学級なの?
今思えば、偏見そのものなのですが、自分が子どもだった頃の特殊学級のイメージが頭の中をぐるぐる回っていました。息子は、普通クラスについていけないの?
どうしよう?!
その時、詳しい状況の説明はなにもありませんでした。入学2週目からは通常の時間帯になり、担任と話す機会も少なくなって、息子が教室でどんな様子なのか全く知らず…。全然うまく馴染めてなかったのか??
そして、何故かその前の週に起こった滑り台事件のことは、私の頭から全く抜け落ちていたのです(担任もそれについては一言も…)。あの事件が大きく関与していたに違いないことは、後になってから気づいたのでした。
ガビーンとショックを受け、子どもが寝てから主人に訴えたものの、彼はあまり動じない性格というか、ズレてるというか…。「学校は弱肉強食のジャングルだからな」って、はぁ?(主人は親の仕事の関係で8歳から寄宿学校に入れられた人です)。「まずは、SENCOと話すのが先決じゃないか」と…。かわいい息子のことなのに、何故そんなに冷静でいられるのか、私には理解できませんでした。
(主人は非HSPなので、繊細な息子の気持ちやリアクションがよく理解できないよう。あまり立ち入らずに見守って、彼なりのやり方で愛情を注いでいるのですが、時にすごく「冷たい」と感じ、昔は随分腹を立てたものです)
まあ今だからこそ言えますが、すごく心配性の私と何でも結構アバウトな主人(自分のこと以外は?)の組み合わせだからこそ、そこまで深刻にならずに済んでいるのかもしれません。二人とも心配症だったら、心配や落ち込みも二倍以上になってしまいそうなので、これでバランスが取れているのかも…。
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