あっという間に10月に突入してしまいました。雨混じりの曇り空が続く中、週2回ほど秋晴れの日がやってきて、樹木の色もだんだん変わりつつあります。今年は冷夏だったから、紅葉は少ないかも…。
さて、駆け足でヨークシャーでの夏休みの続きです。
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ヨークシャー彫刻公園
シェフィールドの次の拠点は薔薇戦争(1455~1485年)で有名なヨークの街。予約しておいたアパートに行く途中、今回の旅行のハイライトのひとつであるヨークシャー彫刻公園(Yorkshire Sculpture Park)に立ち寄りました。この春訪れた箱根の「彫刻の森」では雨に降られたので、リベンジの好機会!運良く花曇りから夏の陽射しがこぼれはじめ、暑いくらいの気候になってラッキー。
なのに、なのに、夫が前夜飲みすぎて体調を崩してしまい、少し歩いただけでダウン。ひとりで車に戻ってそのまま寝込んでしまいした(^_^;) 仕方なく息子と二人で、500エーカー(約2平方km)の広大な敷地を散策することに…。
緑あふれる敷地内には林、湖、そして、羊や牛のいる牧草地があって、自然の中に90の彫刻が点在しています。ビジターセンターには広いカフェやショップ、特別展示会を行う地下ギャラリーなどがあり、私達が行った時はイギリス生まれのインド人女性作家、バールティ・ケールの『錬金術』展を開催中でした(下の写真右)。敷地内(?)には、歴史的な佇まいのホテルも。もし次に行く機会があったら、お弁当持参で1日かけて探索したいです。
ヨーク市内観光
ヨークシャー北部に位置するヨークは、紀元前71年に古代ローマ帝国が創設した要塞都市。城壁に囲まれた旧市内には古い街並みが残り、街のシンボルであるゴシック様式のヨークミンスター(大聖堂)が聳え立っています。大聖堂をMinsterと呼ぶのは珍しく、これは格式の高さを表すそう。
旧市街の外にあるアパートから城壁まで歩き、城壁の階段を登って城壁の上の歩道を通って城門の入口へ。旧市内の歴史的な街並みを楽しみながら、13世紀に建てられた大聖堂まで歩きました。比較すると地味なのですが(笑)、2年前にノルマンディー(仏)のルーアンで観たゴシックの大聖堂を思い出しました。
荘厳な雰囲気の教会内を見学した後は、我が家恒例となっている塔登りに挑戦。この塔の螺旋階段はとにかく狭かった!人ひとりしか歩けない幅なので、前の人が立ち止まると、そこで詰まってしまいます。ユニークなのは、まず100段登ったところで一旦外に出て屋根伝いに歩き、そこから更に175段登って塔の頂上に出ること。頂上では四方をぐるりと周って、ヨーク市内外のパノラマ景観を楽しめます。
ランチは北イングランドの有名なカフェ/ レストラン、Bettysでと思ったら、やっぱり行列ができてました(^_^;) 20分程待って、階下のテーブルへ。ブランチメニューの中から、私は巨大マッシュルーム、ホウレン草のソテーと焼トマト、半熟卵をのせたハッシュブラウン、夫と息子はそれぞれクラブサンドを注文。デザートのイートンメスが3000円位してビックリ😲
食後はフォス河沿いにある木造建築のマーチャント・アドベンチャラーズ・ホール(Merchant Adventurers’ Hall)へ。14世紀に建てられた大ホールは、当時の貿易商が集うビジネスと社交の場だったそう。最後はその起源をローマ帝国時代に遡るシャンブルズ・マーケット(Shambles Market)を散策。中世の面影を色濃く残す石畳の通りは、映画『ハリー・ポッター』のダイアゴン横丁(Diagon Alley)のモデルと言われ、魔法の道具を売るお店も。ファンが大勢詰めかけていて、ちょっとびっくり。
こうして家族旅行の3日目と4日目も雨に降られずに無事過ごせたのでした。
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